平成16年度入社式について

平 成 16年 4月 2日
財団法人 鉄道総合技術研究所

 財団法人鉄道総合技術研究所は、下記により平成16年度入社式を行いましたのでお知らせいたします。

日  時:平成16年4月1日(木) 10時から
場  所:財団法人鉄道総合技術研究所内 大会議室
列 席 者:副島理事長、戸澤専務理事、秋田専務理事、
 垂水理事、岡本理事、白取理事、河田監事、
  稲見企画室長、内田総務部長、渡邊経理部長、長澤情報・国際部長、
  上山研究開発推進室長、村田事業推進室長、澤田浮上式鉄道開発本部長
採用職員:19名(博士1名、修士18名)
式 次 第:@開式
A辞令交付
B理事長あいさつ
C平成16年度採用職員代表あいさつ
D閉式

理事長あいさつ要旨

 世の中、先行きに明るい兆しが見えてきたといわれているが、やはり相変わらず先行き不透明な状況にある。
 鉄道の世界も山あり谷ありで、今日を迎えた。今から17年前の今日、国鉄からJRになり、社員の意識改革の成果や好景気というフォローの風が吹いたということもあり、まずまずの状況で推移してきたが、これから先は平坦な道が続くとは限らない。新しい道を切り開く努力をして、鉄道を繁栄に導かねばならない。鉄道業界は少子高齢化などアゲインストの風を受け、苦労しながら新しい時期を迎えつつある。
 そのような中で、技術的な面では成熟産業だといわれている鉄道の世界に、如何にして先端技術を鉄道の世界に引き込んで行くかということが求められる。鉄道の世界は今まで独占的あるいはクローズされた世界であったが、今ではフリーアクセス、オープンアクセスの世界になりつつあり、懸命に努力しないと競争に乗り遅れてしまう。地球環境保護の視点から、環境問題やエネルギー問題の面で優位性のある鉄道に対し、メーカー、コンサルやゼネコンなどの民間会社が関心を持ち出している。JR各社も技術開発を行う上で、自社独自で進める、自社と民間で進める、あるいは自社と鉄道総研で進めていくという選択肢があり、いわば競争社会のあることを避けられない状況にある。
 そのような時期に、若い柔軟な発想を持つ新しい戦力を迎えるというのは、心強く、また、大きく期待しているところである。先輩の「看板研究者」を見習い、技を盗んで同じ立場に一日も早くなってほしい。また、常識の物差しが狂わないように、世間の動きに関心を持ち、常に軌道修正しながら行動してほしい。
 鉄道は成熟度の非常に高い産業だといわれているが、技術の面では、やることがたくさんある。今日の気持ちを忘れずに1日1日を積み重ねてもらえればと思う。
 これから環境が大きく変わるわけだが、自分で健康管理をし、常に良い状態で仕事ができるよう心がけて頂きたい。忙しい時は忙しく、遊ぶ時は一生懸命遊ぶというメリハリをつけた形で、これからを過ごして頂きたい。


鉄道総研 平成16年度入社式



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