「鉄道用RAMS国際規格セミナー」の開催

平成16年6月18日
財団法人 鉄道総合技術研究所

 財団法人鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)が事務局となって、「鉄道用RAMS国際規格*セミナー」を下記により開催しましたので、お知らせします。
 今回のセミナーは、2部構成で3日間に渡り行われ、第一部では、この規格の策定に関わった、ジーメンス社(ドイツ)に所属し、ブラウンシュバイク大学の教授でもあるJens Braband氏による招待講演が行われました。
 また、第二部では、鉄道総研の担当者が各国の実状の調査結果や、同規格を適用するケーススタディの結果を報告しました。その後に行われた意見交換会では、参加者から、「今後も調査検討を進めてほしい」「大変有意義であった」等の意見が出されました。

1.開催日時第一部 平成16年 6月 9日(水)・10日(木)
第二部 平成16年 6月11日(金)
2.場   所新宿野村ビル 4階 セミナールーム
3.主 催 等
主 催:鉄道用RAMS国際規格セミナー実行委員会
(委員長:(社)日本電気鉄道技術協会 
事業部担当部長 長谷川 豊)
事務局:鉄道総研 情報・国際部 国際規格調査担当
後 援:(社)日本電気鉄道技術協会
4.参加人数第一部:60名、第二部:70名
(主な参加者:鉄道事業者、関係メーカ、研究機関等)
5.プログラム
第一部:System Safety for Railway Applications
 (講師:Siemens社 Dr. Jens Braband)(英語講演)
概念、RAMS管理、リスク解析、ケーススタディ、要求事項、設計、認証、質疑応答
第二部:RAMS規格の欧米等での適用状況とケーススタディ
調 査 報 告(鉄道総研 情報・国際部長 長沢 広樹)
ケーススタディ(鉄道総研 信号通信技術研究部 主任研究員 平栗 滋人)
意見交換会 (参加者全員)
司会:鉄道総研 輸送情報技術研究部 主管研究員 荻野 髟F


写真:セミナー会場の様子
 
写真:講演を行うブラバンド教授


* 2002年9月にIEC(国際電気標準会議)の国際規格(規格番号IEC62278)として、鉄道用RAMS規格が発行されました。RAMSとは信頼性(Reliability)、可用性(Availability)、保全性(Maintainability)、安全性(Safety)の頭文字を取ったものです。この規格は鉄道に新しいシステムを導入する際に、RAMSの各指標がライフサイクル全般にわたって良好であることを評価する手順を提供するものです。


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