「IEC/TC9年次総会」が開催されました

平成17年11月22日
財団法人 鉄道総合技術研究所

 IEC/TC9年次総会が平成17年11月14日(月)から17日(木)まで東京都千代田区飯田橋にある東京コンファレンスセンターで開催されましたのでお知らせします。
 IEC(国際電気標準会議)は、ISO(国際標準化機構)と並ぶ国際標準化機関で、電気・電子分野の国際規格を策定するため、技術分野ごとに専門委員会を設けて作業をしており、TC9(鉄道電気設備とシステム専門委員会)は鉄道用電気設備やシステムの規格作りを行う専門委員会です。そのIEC/TC9年次総会は、毎年秋に加盟各国(28カ国+オブザーバー10カ国)で開催されてきました。本年は、財団法人鉄道総合技術研究所が事務局を務めて(主催:IEC/TC9国内委員会、後援:国際規格調査検討会)、日本で開催されました(通算45回目、日本における開催は1999年京都以来6年ぶり)。
 会議は、海外からTC9議長(イタリア)、国際幹事(フランス)、IEC中央事務局(スイス)をはじめとする欧州9カ国16名とカナダ、中国、韓国(2名)の4名、国内から7名が参加して行われました。
 会議では、車両、電力、列車制御等に関する規格案の審議が行われ、これまでの年次総会で最大の34の決議が採択されました。
 年次総会が、日本で開催されたことは、国際規格審議における日本の存在を示した大変意義のあるものとなりました。
 なお、次回開催は来年11月にフィンランドのヘルシンキで開催されることが議決されました。


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会議場の状況



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