大型低騒音風洞竣功10周年記念式典を行いました
平成18年 8月 7日
財団法人 鉄道総合技術研究所
財団法人鉄道総合技術研究所の風洞技術センターは、平成8年6月の本格的な活動から10年の節目を迎えたことを記念し、別紙により記念式典を開催しましたのでお知らせいたします。
記念式典には、風洞の基本仕様の検討、設計・施工、運用においてご支援を頂いた、国土交通省、地元自治体、JR、学識経験者、設計施工関係者から32名の方々をお招きしました。
式典は2部構成で行い、第2部の式典開催にあたり主催者を代表して理事長の秋田雄志は、「建設計画から現在に至るまで、多大なるご支援ご尽力を賜りました多くの方々にご参集頂き、ありがとうございます。
この風洞は世界最高水準の性能と規模を有しており、鉄道総研のステータスシンボルとも言える試験設備です。鉄道総研における研究開発、JRをはじめ鉄道関連企業の皆様のほか、鉄道以外の企業の皆様にも広くご利用頂き、年間を通じてフル稼働でニーズに対応し、多くの空気力学的課題の解明に大きな役割を果たしてきたものと思っております。
この10年で鉄道の空気力学分野の技術が大いに進歩しました。しかし、鉄道の空力特性や空力騒音を更に改善して行くには、かなりのブレークスルーが必要だと思います。それには、大学や研究機関と連携して基礎研究を深めるとともに、JRをはじめとする多くの企業と連繋し、新しい発想のもと、技術開発に取り組んで行く必要があり、また、この風洞の役割が大きくなると思っております。今までにも多くの成果を出してきました。今後更に、計測技術や試験方法において新たな発想を加えることにより、優れた成果を目指していきます。
鉄道総研はこの風洞を活用して、より一層皆様のご期待に添うよう研究開発に努めてまいる所存です。今後とも変わらぬご支援とご鞭撻をお願いいたします。」と挨拶しました。

主催者挨拶を行う 鉄道総研 秋田理事長
式次第 |
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開催日時 | 平成18年8月3日(木) |
場 所 | 第1部:風洞技術センター(滋賀県米原市)
第2部:長浜ロイヤルホテル(滋賀県長浜市) |
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【第1部】13時〜14時 |
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| (敬称略) |
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主催者挨拶 | | (財)鉄道総研 | 専務理事 | 岡本 勲 |
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記念植樹 | | (財)鉄道総研 | 理事長 | 秋田 雄志 |
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水遣りの儀 | | (株)ジェイアール総研サービス | 代表取締役社長 | 丸岡 昭 |
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| | (財)鉄道総研 | 環境工学研究部長 | 前田 達夫 |
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| | (財)鉄道総研 | 風洞技術センター所長 | 近藤 善彦 |
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風洞デモンストレーション |
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| | 司 会 (財)鉄道総研 | 研究開発推進室長 | 熊谷 則道 |
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【第2部】14時30分〜17時 |
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主催者挨拶 | | (財)鉄道総研 | 理事長 | 秋田 雄志 |
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来賓挨拶 | | 国土交通省 鉄道局技術企画課 技術開発室長 | 江國 実 |
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| | 東京大学 | 名誉教授 | 佐藤 浩 |
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講演 |
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「大型低騒音風洞10年の運営と管理」 |
| | (財)鉄道総研 風洞技術センター所長 | 近藤 善彦 |
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「10年間の風洞技術センターにおける風洞試験」 |
| | (財)鉄道総研 環境工学研究部長 | 前田 達夫 |
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| | 司 会 (財)鉄道総研 | 研究開発推進室長 | 熊谷 則道 |
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【祝賀会】 |
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主催者挨拶 | | (財)鉄道総研 | 理事 | 内田 雅夫 |
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乾杯 | | 米原市長 | | 平尾 道雄 |
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ご祝辞 | | JR東日本 総合企画本部技術企画部長 | 遠藤 隆 |
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| | JR東 海 常務執行役員 技術開発部長 | 森村 勉 |
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| | 元 (財)鉄道総研 理事長 | 尾関 雅則 |
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| | 三菱重工梶@取締役常務執行役員機械事業本部長 | 高岡 力 |
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| | JR西日本 執行役員 鉄道本部技術部長 | 山本 章義 |
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| | 司 会 (財)鉄道総研 | 研究開発推進室 次長 | 西江 勇二 |
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風洞技術センターにおいて、記念植樹を行う
鉄道総研 理事長 秋田雄志 | 風洞内におけるデモンストレーション |
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「大型低騒音風洞10年の運営と管理」
と題する講演を行う
鉄道総研 風洞技術センター所長 近藤善彦 | 祝賀会において、乾杯の音頭をとる
平尾 道雄 米原市長 |
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