平成21年 5月 11日


スーパーコンピュータの更新を行いました

財団法人 鉄道総合技術研究所

財団法人鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)は、スーパーコンピュータの取替えを行いましたのでお知らせいたします。 鉄道総研では、研究開発における解析やシミュレーションを行うために、これまでもスーパーコンピュータを使用してまいりましたが、今後の計算需要に対応するため、平成21年5月1日、スーパーコンピュータ(Cray製XT4およびCX1)を新たに導入し、5月11日に始動式を開催しました。今回導入したスーパーコンピュータは、信頼性、経済性、現行アプリケーションの移行性、汎用性、将来の拡張性などを考慮して選定したもので、超並列計算に特化したXT4と、アプリケーション運用に特化したCX1という2つの計算機を併用する方法を採用し、全体の総合処理能力は、これまでの約16倍に相当する10.8Tflops(1秒間に10兆8000億回の浮動小数点演算を実行できる)となりました。鉄道に関わる様々な現象の解析に欠かせない数値シミュレーションなどに活用してゆきます。

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写真:始動式でテープカットを行う関係者


【鉄道総研が導入したXT4およびCX1の主な仕様】
XT4の諸元 CX1の諸元
役割 超並列計算 アプリケーション運用
プロセッサ数(コア数) 268個(1072コア) 24個(84コア)
メモリ容量 2TB 256GB
ディスク容量 21TB 1.5TB
OS CLE2.1(Cray Linux Environment) Linux(RedHat+EL5)
理論演算性能 9.8TFlops 1TFlops




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