鉄道国際規格センターの発足について

平成22年4月1日
財団法人 鉄道総合技術研究所

 財団法人鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)は、鉄道分野における国際規格に関する活動分野の拡大に伴う新組織「鉄道国際規格センター」を4月1日より発足させましたのでお知らせいたします。

 世界的な技術標準化の流れの中で、鉄道分野においても国際競争力を高めるために国際規格への対応、また、国内の優れたシステムを維持する上からも日本の技術を規格の形で海外に発信していくことが求められています。
 鉄道総研では、これまでの国際電気標準会議(IEC)の鉄道関係専門委員会(TC9)に関する国内審議団体としての活動に加え、国際標準化機構(ISO)における鉄道技術に関する国際標準化活動も一元的に行うことにより、わが国の鉄道輸送のさらなる安全確保と鉄道産業の発展を図り、もってわが国の社会経済の発展に寄与することを目的として「鉄道国際規格センター」を設立いたしました。
 鉄道国際規格センターでは、(1)国際標準化の戦略検討、(2)国際規格の審議、および(3)国際規格情報の収集と発信を活動の柱の中心とし、広く鉄道に関する国際規格の審議について一元的に対応し、鉄道界全体に貢献してまいります。また、国際規格の新規提案や発行された規格の活用など積極的な情報発信を行い、関係者および社会一般に貢献してまいります。

写真 鉄道総研に発足した鉄道国際規格センター
鉄道総研 会長 正田 英介(左)、鉄道国際規格センター長 田中 裕(右)
表1 鉄道国際規格センターの要員規模
鉄道総研職員 出向受者
7名 10名 17名
表2 鉄道国際規格センターの活動規模(平成22年度予算計画)
費目 予算額(百万円)
事業費、直接的物件費 114
間接的物件費 52
職員人件費 58
合  計 224




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