平成23年度入社式について

公益財団法人鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)は、下記により平成23年度入社式を行いましたのでお知らせいたします。

日    時:平成23年4月1日(金) 10時から
場    所:鉄道総研内 大会議室
列  席  者: 理事長 垂水尚志、専務理事 稲見光俊、専務理事 内田雅夫、
理事 熊谷則道、理事 市川篤司、理事 河合篤、監事 中村安宏、
企画室長 高井秀之、コンプライアンス推進室長 細井敏弘、
総務部長 澤井潔、経理部長 渡邊和由、情報管理部長 青木俊幸、
国際業務室長 後藤浩一、研究開発推進室長 渡辺郁夫、
事業推進室長 小西真治、鉄道技術推進センター長 鈴木節雄、
鉄道国際規格センター長 田中裕
新規採用職員:24名(博士7名、修士15名、学士2名)
式  次  第: @開式
A辞令交付
B理事長挨拶
C平成23年度採用職員代表挨拶
D閉式

理事長挨拶要旨

今回の震災で亡くなられた多くの方に心より哀悼の意を表するとともに、被災された多くの方に対し、皆さんとお見舞いを申し上げます。

線路がつながり鉄道が安定運行される状況は、社会に安心感を与えていると思います。このようなことをよく考えた上で、色々なテーマに取り組んでいかねばなりません。

今日は鉄道総研が公益財団法人へ移行した記念すべき日でありますが、この大災害という中でもあり、皆さんにとって忘れられない入社式になると思います。

そこで、皆さんにお願いしたいことが2つあります。

1つ目は、早く良いテーマを見つけることです。これから色々な業務に携わる中で、本当にお客様に喜んでいただけるテーマは何か、ということをじっくり考えて下さい。自然災害、自然現象に対応できる、お客様が安心できる鉄道を目指すべきだと思います。

2つ目は、今の初心を忘れないことです。難問に挑むという闘志満々の初心を持ち続け、それを高めていくことが重要です。国内外の色々な人と付き合い、色々な話題に関心を持つことが大事です。初心を持ち続けるために、母校との接触を絶やさず、刺激を受ける機会を増やして下さい。

研究室では色々な業務がありますが、これは逞しい研究者集団を作る理想的な仕事のやり方であると思います。今、日本が本当に大変な時期の中で、お客様に安心していただける鉄道を、総合力を発揮して作り上げていくことが鉄道総研の使命です。公益財団法人となり、今まで以上に公益性が問われ、重要になっていくことを頭に入れて、これからの業務に取り組んで下さい。

皆さんの若い優秀な力を期待しています。

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写真:鉄道総研 平成23年度入社式で挨拶する理事長 垂水 尚志