「鉄道総研関西地区技術交流会2011」を開催しました
- 平成23年10月11日
- 公益財団法人鉄道総合技術研究所
公益財団法人鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)は、関西地区の鉄道事業者ならびに鉄道事業に関連する業務に携わる方々を対象とした「関西地区技術交流会」を開催いたしましたのでお知らせします。
関西地区技術交流会は、関西地区での開催を希望される鉄道事業に携わる方々の声にお応えして平成17年から開催しており、今回で8回目となりました。
今回の技術交流会には、2日間で104社、334名の方にご参加いただき、鉄道総研の研究成果ならびに開発技術についての講演と鉄道総研の関連特許技術の紹介を行うとともに、展示会場では開発した機器やパネルの展示、プログラムのデモ等による紹介を行いました。
記
| 1.開催日時 | 平成23年9月27日(火)10時00分から15時30分 平成23年9月28日(水)10時00分から15時30分
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| 2.場  所 | ホテルグランヴィア大阪 (大阪市北区) | 
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| 3.プログラム | 
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| @ 9月27日(火) 【分野:構造物・防災・軌道・環境】 | 
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| ●講演 | 
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| 開会挨拶 | 事業推進室長 | 小西 真治 | 
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 | 「高靭性セメントボードを用いた高欄の補修・補強工法」 | 
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 | 構造物技術研究部 コンクリート構造研究室 研究員 | 轟 俊太朗 |  | 「小型起振機を用いた土留め擁壁の健全度診断システム」 | 
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 | 構造物技術研究部 基礎・土構造研究室 主任研究員 | 篠田 昌弘 |  | 「数値解析を用いた強風箇所抽出方法」 | 
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 | 防災技術研究部 気象防災研究室 副主任研究員 | 福原 隆彰 |  | 「打音測定による落石危険岩塊の安定性評価手法」 | 
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 | 防災技術研究部 地質研究室長 | 太田 岳洋 |  | 「レール波状摩耗のモニタリング手法」 | 
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 | 軌道技術研究部 軌道管理研究室 研究員 | 清水 惇 |  | 「車輪/レール摩擦緩和システム「FRIMOS」」 | 
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 | 材料技術研究部 摩擦材料研究室 主任研究員 | 伴  巧 |  | 「転動音の予測手法と対策効果の評価」 | 
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 | 環境工学研究部 騒音解析研究室長 | 長倉 清 |  | 「関連特許技術の紹介」 | 
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 | 情報管理部 知的財産 主査 | 松尾 純 |  | 閉会挨拶 | 事業推進室 営業課長 | 遠藤 三郎 | 
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| ●展示 | 
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(1) 高靭性セメントボードを用いた高欄改修工法(2) 鋼・合成構造物の設計プログラム「VePP‐SC」(3) 線路上空建築物の耐火性能評価(4) 橋梁下部工・土留め健全度診断システム「IMPACT W」(5) RC高架橋の3次元性能照査プログラム「DARS」(6) レール波状摩耗のモニタリング手法(7) レール傷の進展速度推定方法(8) 鉄道における早期地震防災システムとその高度化(9) リスク評価を用いた斜面防災対策の意思決定支援手法(10) 数値解析による強風箇所抽出方法(11) 打音測定による岩塊の安定性評価手法(12) 鉄道現場向け勤務計画自動作成システム(13) リチウム含有ゼオライトを用いたアルカリシリカ反応抑制剤(14) 車輪/レール摩擦緩和システム「FRIMOS」(15) 車輪と軌道部材の衝撃解析法(16) ラダー軌道(17) バラスト軌道の解析モデルと計測技術(18) 転動音の予測手法と対策効果の評価(19) 旅客設備のにおい評価 | 
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| A 9月28日(水) 【車両・電力・信号通信・運輸】 | 
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| ●講演 | 
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| 開会挨拶 | 専務理事 | 内田 雅夫 | 
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 | 「次世代振子制御システム」 | 
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 | 車両構造技術研究部 走り装置研究室 副主任研究員 | 風戸 昭人 |  | 「鉄道車両のエネルギー消費原単位簡易計算法」 | 
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 | 車両制御技術研究部 動力システム研究室 主任研究員 | 近藤 稔 |  | 「列車運行・旅客行動シミュレータの活用例」 | 
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 | 輸送情報技術研究部 運転システム研究室 副主任研究員 | 國松 武俊 |  | 「ヒューマンエラー体感学習ソフト」 | 
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 | 人間科学研究部 安全心理研究室 主任研究員 | 重森 雅嘉 |  | 「地上用電力貯蔵装置の効果と課題」 | 
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 | 電力技術研究部 き電研究室 副主任研究員 | 小西 武史 |  | 「信号設備に関する誘導傷害の評価」 | 
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 | 信号通信技術研究部 信号研究室長 | 福田 光芳 |  | 「摩擦・摩耗・潤滑の評価試験」 | 
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 | 材料技術研究部 潤滑材料研究室長 | 曽根 康友 |  | 「関連特許技術の紹介」 | 
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 | 情報管理部 知的財産 主査 | 松尾 純 |  | 閉会挨拶 | 事業推進室長 | 小西 真治 | 
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| ●展示 | 
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(1) 振子制御用の応答性の高い空気圧アクチュエータ(2) 横風に対する車両の転覆耐力評価(3) パワー半導体モジュールの劣化評価(4) 鉄道車両のエネルギー消費原単位簡易計算法(5) 電力貯蔵装置の制御手法の最適化(6) 電車線路の3次元運動シミュレーション(7) がいし金具の腐食対策(8) 閑散線区向けの拠点無線式列車制御システム(9) 耐ノイズ性の高い低周波軌道回路(10) 無線式列車制御システム用通信ネットワークシミュレーション(11) 運転曲線作成システム「Speedy」(12) ダイヤ乱れ時の運転整理案評価手法(13) 鉄道競合地域における駅勢圏設定方法(14) 二次元コードを用いた出改札システム(15) 高速対応/長寿命潤滑油・グリース(16) 在来線用C/C複合材製カーボン系すり板(17) 切妻型車両の空力特性向上策(18) ヒューマンエラー体感学習ソフト(19) 車内安全性向上のための列車衝突時の乗客挙動シミュレーション(20) 安全運転のための眠気予防対策 | 
 
- 写真「ヒューマンエラー体感学習ソフト」について講演する
 安全心理研究室 主任研究員 重森 雅嘉
 
- 写真 展示会場の様子
 「レール波状摩耗のモニタリング手法」について解説する
 軌道管理研究室長 三和 雅史(右側)と
 同 研究室 研究員 清水 惇(中央)