公益財団法人鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)は、下記により平成24年度入社式を行いましたのでお知らせいたします。
日 時: | 平成24年4月2日(月) 10時から |
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場 所: | 鉄道総研内 大会議室 |
列 席 者: | 理事長 垂水尚志、専務理事 内田雅夫、専務理事 熊谷則道、 理事 市川篤司、理事 河合篤、理事 澤井潔、監事 稲見光俊、 企画室長 高井秀之、コンプライアンス推進室長 藤森聰二、 総務部長 奥村文直、経理部長 渡邊和由、情報管理部長 青木俊幸、 国際業務室長 後藤浩一、研究開発推進室長 渡辺郁夫、 事業推進室長 佐藤和敏、鉄道技術推進センター長 鈴木節雄、 鉄道国際規格センター長 田中裕 |
新規採用職員: | 新規採用16名、中途採用2名(博士4名、修士13名、学士1名) |
式 次 第: | @開式 A辞令交付 B理事長挨拶 C平成24年度採用職員代表挨拶 D閉式 |
予定通り論文をまとめられ、本日お会いできたことを心よりお祝い申し上げます。
昨年、内定式でお話ししたように、鉄道総研は、地震発生後ただちに災害復旧支援本部を設置して支援活動を開始し、東北新幹線の運転再開等に貢献しました。その後も地震時の列車の走行安定性についての検討や在来線の復旧・復興対策の提案などの活動を続けております。旅客や貨物の鉄道システムが稼働しているということが、社会に大きな安心感を提供するということを再認識した災害でした。自然災害の現象解明は、研究開発にとって重要課題であり、皆さんの力を是非発揮していただきたいと思います。
鉄道総研は昨年の4月1日より公益財団法人となりました。公益性がこれまで以上に問われます。皆さんもその意義を十分に理解し、研究者として強固な倫理観を持って今後の業務に励んでいただきたいと思います。また4月より鉄道総研の5ヶ年基本計画が3年目に入りました。各研究開発課題が佳境に入ります。
今後、特に心がけていただきたいことを二つお話しします。
一つ目は、鉄道事業に貢献できる課題を見つけることです。日常の業務をしっかりやりながら、そこから課題を探索することです。お客様の目線で鉄道のあるべき姿を考え、鉄道総研に相応しい課題を見つけてください。安全・安心、環境・エネルギー等がキーワードです。
二つ目は、難問に挑もうという現在の闘志を持続させることです。そのためにも、いろいろなことに好奇心を持ち、国内外の種々の分野の人との交流を深め、刺激を受ける機会を増やしてください。まずは母校との関係を大切にすることです。この闘志をいつまで持続させるか、あるいは、これをより高めることができるかどうかがこれからの研究生活で重要になります。
これから鉄道総研で業務に従事するようになると、いろいろな種類の業務を担当することになるでしょう。昨年12月に鉄道総研は設立後満25年を迎えましたが、この間何事にも意欲的に取り組んできた皆さんの先輩達のお陰で、鉄道総研は国内外で比類のない逞しい研究者集団になったと思っています。皆さんもこの集団を背負って立つ人材となることを目指し、何事にも積極的に取り組まれることを期待しています。鉄道総研の総合力を遺憾なく発揮し革新的な研究開発を着実に進め、鉄道の持続的発展に貢献する成果を提供していくことが我々の使命です。若い皆さんの発想と行動力を期待しております。力をあわせて前進しましょう。