英国運輸担当国務大臣の鉄道総研ご訪問について

公益財団法人鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)は、去る2月19日、英国運輸担当国務大臣、英国運輸省および駐日英国大使館のご一行をお迎えし、英国の新しい高速鉄道計画であるHS2(High Speed Two)や騒音低減技術を中心とした日本における技術開発の状況について意見交換を行いましたので、お知らせいたします。

お迎えしたのは、サイモン・バーンズ英国運輸担当国務大臣のほか、英国運輸省からマイケル・バスティン大臣秘書官、ジュリアン・グロバー大臣付特別顧問、マーティン・キャプスティック高速鉄道政策担当ディレクター、アンドリュー・マクノートン技術担当ディレクターの4名、駐日英国大使館科学技術部からケビン・ナペット一等書記官、大矢聖子エネルギー&先端技術担当の2名、合計7名でした。

鉄道総研理事長 垂水尚志より訪問歓迎の挨拶があった後、バーンズ大臣からご挨拶を頂戴しました。次に専務理事 熊谷則道が研究開発における鉄道総研の役割を紹介し、英国側からは、マクノートン技術担当ディレクターから高速鉄道計画HS2についてのプレゼンテーションを行いました。その後、英国側の強い要望に従って、鉄道の将来に向けた研究開発について専務理事 市川篤司が、鉄道の沿線騒音低減技術について環境工学研究部長 飯田雅宣がそれぞれプレゼンテーションを行い、高速鉄道のもたらす社会への効果や影響についての議論も含め、活発な意見交換が行われました。また、これらを踏まえた今後の日英の鉄道技術に関する協力関係についても話題となりました。なお、鉄道総研の施設紹介として、トンネル微気圧波低減対策の検討のための超高速列車模型発射装置のほか、車両試験装置、車内快適性シミュレータをご視察いただきました。

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写真 ご訪問された皆様との記念撮影(前列右から三人目がバーンズ大臣)
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写真 車両試験装置のご視察の様子(右から二人目がバーンズ大臣)
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写真 意見交換の様子(右端がバーンズ大臣)
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写真 意見交換の様子(右から3人目がバーンズ大臣)