「構造物技術交流会」を開催しました

公益財団法人鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)は、鉄道の構造物技術関連の業務 に携わる方々を対象とした「構造物技術交流会 −既設構造物の診断と補修補強−」を下 記により開催いたしましたのでお知らせします。

今回の技術交流会には、鉄道事業者を中心に74 社、222 名の方に参加いただきました。 交流会では、構造物技術研究部コンクリート構造研究室 渡辺健による「PC 桁の部分補強 工法」など6 件の講演と、ミニセッションとして講演者と参加者による意見交換を行うと ともに構造物技術に関する6 件の展示を行いました。

1.開催日時平成25年10月3日(木)13時30分から17時00分
2.場  所鉄道総研 国立研究所 講堂
3.プログラム

●講演会
 (1) 開会の挨拶
事業推進室長佐藤 和敏
 (2) 「PC 桁の部分補強工法」

構造物技術研究部 コンクリート構造研究室 副主任研究員渡辺  健
 (3) 「コンクリート構造物の長寿命化を図るための診断と補修技術」

材料技術研究部 コンクリート材料研究室長上田  洋
 (4) 「鋼鉄道橋の変状調査・対策に関わる受託事例」

構造物技術研究部 鋼・複合構造研究室長杉本 一朗
 (5) 「橋梁下部工・土留め健全度診断システム「IMPACT W」」

構造物技術研究部 基礎・土構造研究室 副主任研究員中島  進
 (6) 「山岳トンネルの変状に対する補強工法選定法」

構造物技術研究部 トンネル研究室 主任研究員野城 一栄
 (7) 「関連特許技術の紹介」

情報管理部 主査坂本 義雄
 (8) 「鉄道構造物の維持管理技術に関する動向」

構造物技術研究部長舘山  勝
●ミニセッション
  1. (1) 高靭性セメントボードを用いた高欄改修工法
  2. (2) コンクリート構造物の長寿命化を図るための診断と補修技術
  3. (3) 既設鋼鉄道橋の合成構造化
  4. (4) セル状補強材と地山補強材によるのり面補強工「RRS 工法」
  5. (5) トンネル覆工の内面補強法「FRP 帯板接着工法」
  6. (6) 橋梁下部工・土留め健全度診断システム「IMPACT W」
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写真 「コンクリート構造物の長寿命化を図るための診断と補修技術」について講演する
コンクリート材料研究室長 上田 洋
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写真 ミニセッションの様子
中央:セル状補強材について説明する基礎・土構造研究室 副主任研究員 松丸貴樹