平成26年度入社式について

公益財団法人鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)は、下記により平成26年度入社式を行いましたのでお知らせいたします。

日    時:平成26年4月1日(火) 10時から
場    所:鉄道総研内 大会議室
列  席  者:理事長 熊谷則道、専務理事 市川篤司、専務理事 澤井潔、
理事 河合篤、理事 高井秀之、理事 奥村文直、監事 稲見光俊、
企画室長 青木俊幸、コンプライアンス推進室長 鈴木康文、
総務部長 渡辺郁夫、総務部次長 久保俊一、総務部次長 黒部久名、
経理部長 小林俊顕、情報管理部長 西江勇二、
国際業務室長 土屋隆司、研究開発推進室長 芦谷公稔、
事業推進室長 舘山勝、鉄道技術推進センター長 鈴木節雄
新規採用職員:新規採用12名(博士3名、修士8名、学士1名)
式  次  第:@開式
A辞令交付
B理事長挨拶
C平成26年度採用職員代表挨拶
D閉式

理事長挨拶要旨

鉄道総研に入社されましたことを、心からお祝い申し上げます。

本日は、鉄道総研が実質的な活動を始めて28年目に入った日です。同時に、皆さんが社会人として踏み出す最初の日でもあります。今日、皆さんを迎えられること心待ちにしておりました。社会に船出する意気込みが、みなさんの表情に表れています。鉄道総研はフレッシュで、活力あるみなさんに大いに期待しています。

六か月前の内定式の日にみなさんに3つの点についてお話をしました。そのうちの一つとして、「研究開発が社会にどのように役に立つか常に意識すること」ということを話しました。ここでは「役に立つ」ということがキーワードです。私たち鉄道総研の職員は、研究開発活動により、鉄道、ひいては社会の発展の役に立つことを理念としています。社会の価値観やニーズが変化する時代に、交通体系の一角を担う鉄道も、より良く変わっていくことが必要です。より良く変わる鉄道に貢献するため、鉄道総研は次の2点に力を入れています。第一に、安全の維持を最優先に、最高の品質の研究開発成果を、鉄道事業者、メーカー等の方々に提供すること。第二に、これらの方々の信頼を得る努力をすることです。鉄道総研は長い期間の成果の蓄積によって信頼を得ていますが、これをさらに継続することが必要です。

社会人とは、社会に貢献する人を意味しています。これまで、みなさんは家族に、学校に、先生に、友人に支えられてきました。本日からはみなさん方が意欲を持って社会に貢献するのだ、ということを肝に銘じてください。

みなさんの入社に当たり、2つのことに心がけていただきたいと思います。一つ目は、研究を進める上で、「温故知新」の言葉を大事にすることです。先達の知恵を学び、吸収して、それらを基礎に、また、批判精神と好奇心とを持って、自らの創造性を発揮していただきたいと思います。二つ目は、鉄道で仕事を行うという皆さんの「情熱」をさらに大きくして、鉄道を良くしようとする「熱意」に変えることです。情熱と熱意は、いろいろな課題に、難題に、果敢にチャレンジするエネルギーになります。

鉄道総研の職員となられたみなさんへの本日の期待の言葉として、このような情熱を持ち続けるために、健康に留意されること、多くの刺激を受けるよう外部の人との交流を忘れないこと、同時に、仕事を楽しんでいただくことをお願いします。みなさんのこれからの努力によって鉄道を変えるという気概を持っていただくよう期待しています。

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写真:鉄道総研 平成26年度入社式で辞令を交付する理事長 熊谷則道