9.連動図表作成支援システムの機能追加
  • 連動図表作成支援システムに、配線略図に記載されない条件なども取り込んだ連 動図表の自動生成機能を追加しました。
  • 検証支援および教育支援を目的に作成した連動図表に対して、解説を行う機能と連動動作を模擬する機能を追加しました。

 信号機や転てつ器の制御を行う連動装置の動作の仕様(連動論理)を記述したものが連動図表で、作成には多大な労力が必要です。この作業をパソコンにより効率的に支援するシステムとして連動図表作成支援システムを開発してきました。
 この連動図表作成支援システムは、配線略図から連動論理を自動生成する機能が主体になっていましたが、軌道回路の短絡不良対策のために一定時間制御を制限する論理等、配線略図には記載されない条件も少なくありません。このような条件の多くは手動により作成することとしていましたが、手間を要し、入力ミスの原因ともなり得ます。そこで、最小限の事前設定を行うことにより、上記の条件を取り込んで連動図表を自動作成する機能を追加しました。
 また、連動図表の作成にあたっては、連動に関する様々な知識が必要であり、データの検証も必要です。したがって、作成した連動図表の個々のデータの解説表示、連動論理をアニメーションにより解説する“イメージビュー”などの解説表示機能を追加しました( 図1)。さらに、作成した連動図表から連動装置の動作を模擬し、進路や転てつ器の鎖錠状態やリレー状態を表示解説する機能も追加しました。





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