浮上式車両模型実験装置
電磁システム研究室
浮上式車両の走行中の運動を模擬し、各種乗り心地向上策の効果確認や現車では実験が難しい現象の再現などのため、浮上式車両模型実験装置を製作しました。
特徴・諸元
台車の運動自体を6自由度(前後, 左右,上下,ロール,ピッチ,ヨー)の油圧モーションベース(スチュワート型パラレルリンク方式)の動きで模擬することにより、浮上式車両に特有な磁気ばねの連成の再現に成功しました。また、2次支持系(2次サスペンション)下部にロードセルを設置し、車体~台車間の相互作用力を測定して台車制御に用いることで、車体・台車の連成系の運動を再現しました。車体と2次支持系の部分を置き換えることで、編成車両の運動特性の検証実験、自由度を拡張した実験など、様々な実験が実施可能です。
主要諸元
台車(モーションベース) | |
最大動作周波数 | 50Hz |
最大搭載荷重 | 500N |
車体(目的に合わせて車体部を交換するため、数値は一例) | |
全長 | 2000mm |
幅 | 250mm |
高さ | 30mm |
板厚 | 3mm |
2次支持系ばね定数 | 1N/mm |