MLU001

MLU001

MLU001は、将来の長距離大量輸送を念頭におき、人が乗ることができる車両として作られました。人を乗せるとなると、これ以前の逆T字型ガイドウェイでは台車の上に客室を設けることになるため、車両が大きくなってしまいます。そこで箱形の車両とすることができるU字型ガイドウェイを採用しました。MLUのUは、U字型のガイドウェイに変えたことを表しています。

また、中間車を含む3両が製作され、連結走行時やガイドウェイに人為的に不整(狂い)を設けた際の運動特性の把握等の試験を行いました。

MLU001はMLU002が走行を開始した後も、1987年(昭和62年)に緊急着地ブレーキ試験、1989年(平成元年)には空力ブレーキの試験のために化粧直しをして、再度、活躍しました。

表 MLU001の概要
車体寸法
長さ×幅×高さ [m]
重量 [t] 製作台数 定員 [名]
先頭車:10.1×3.0×3.3
中間車:8.2×3.0×3.2
10 先頭車:2
中間車:1
先頭車:8
中間車:16
超電導コイル
起磁力 [kA]×極数×列数
最高速度[km/h] 走行場所 落成年
700×4×2 2両編成:405
3両編成:352
宮崎実験線 1980~1982