光ファイバ式離線測定器

概説

開発成果品写真

電車は 架線にパンタグラフを接触させることにより電力の供給を受けています。実際に接触するのは、架線側がトロリ線と呼ばれる銅線の給電線で、パンタグラフ側がすり板と呼ばれる金属またはカーボン製の部品です。走行中に何らかの原因により両者間の接触が妨げられ、トロリ線とすり板が離れることを離線と呼びます。離線が発生すると、その空隙にアークが発生し、トロリ線やすり板が損耗し易くなるとともに、新幹線では騒音の原因ともなります。アークの発生状況は、一般にアークの発生率、すなわち離線率として表されます。離線率は保守上、または環境上、できるだけ抑制することが必要です。光学式離線測定装置は、アークの発光を検知して測定する装置です。

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