鉄道車両歯車装置用合成ギヤ油「JRK油」

概説

開発成果品写真

高速新幹線(350km/hレベル)の歯車装置で使用されるギヤ油の温度は、150℃前後と極めて高温になることが予想されます。この厳しい条件下での潤滑を現行のギヤ油で対応することは不可能です。 そこで、現行の鉱油に代わり、合成油を素材として用いた「高速新幹線の歯車装置用合成ギヤ油」を開発しました。 合成油は鉱油と比較して熱・酸化安定性に優れています。開発した合成ギヤ油は、新幹線の高速化に十分に耐えうるものです。また、耐熱性だけでなく、優れた耐劣化性も備えているため、検査周期延伸による省メンテナンス化に寄与することも期待されます。

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