ごあいさつ

    理事長 渡辺 郁夫  鉄道総合技術研究所は、目指す将来の方向を示すビジョン「革新的な技術を創出し、鉄道の発展と豊かな社会の実現に貢献します」を実現するための2020年度から2024年度の実行計画として、基本計画-鉄道の未来を創る研究開発-RESEARCH 2025を策定し、研究開発事業をはじめとする事業を進めています。
 研究開発では、「安全性の向上」、「低コスト化」、「環境との調和」、「利便性の向上」を「研究開発の目標」として、また「鉄道の将来に向けた研究開発」、「実用的な技術開発」、そして「鉄道の基礎研究」の3つを「研究開発の柱」として掲げ、活動を進めております。特に安全性の向上では、激甚化する自然災害に対して鉄道の更なる安全かつ迅速な運転規制及び早期復旧に資する研究開発を進めます。またデジタル技術の鉄道への導入を促進し、鉄道の省力化、高速化、省エネルギー化などに資する研究開発を行い、鉄道システムの革新をはかります。
 鉄道が社会・経済・生活環境の発展にこれまでと同様に寄与していくため、鉄道総研は鉄道を利用するお客様の立場にたち、国、鉄道事業者、産業界の方々と連携し、革新的な研究開発を行ってまいります。