駅構内の緑化に関する研究
1.概要
駅コンコースなどでは、自然環境を取り込むことによる快適性の向上を目的として、緑化が行われる事例が増えています。先行研究により、緑化には景観の向上のほかに、香りの付加や不快な揮発性物質の除去など、空気環境に与える効果があることが知られています。そこで、緑化による香りの効果を中心に、駅空間の快適性向上に寄与する緑化手法の開発を目指しています。
2.特徴
- 空気環境の化学分析や官能評価をもとに、効果的な植物量を算出します。
- 心理的・生理的指標を取り入れた緑化の評価を行います。
3.用途
- 植物の香りを利用した緑化の計画策定に利用することができます。
- 視覚的な評価のほかに、リラックス・リフレッシュ効果なども加味して緑化の効果を評価できます。