鉄道地震工学研究センター

Center for Railway Earthquake Engineering Research

鉄道地震工学研究センターの概要

巨大地震では震災リスクが、広範化かつ複雑化する傾向があります。

このような課題に対処し、より安全・安心な鉄道を実現するために、耐震設計・耐震診断、地震対策、早期警報に関する研究リソースを『集約』するとともに、わが国唯一の鉄道地震工学の『拠点』を目指します。

鉄道地震工学研究センターは3つの研究室から構成されています。

鉄道地震工学研究センターの紹介

地震の多い日本において、地震対策は常に考えていかなければならない重要な課題です。鉄道におきましても同様であり、特に2011年に発生した東北地方太平洋沖地震以降、巨大地震における鉄道の安全性に対する技術が求められています。
鉄道地震工学研究センターでは巨大地震に対して鉄道の安全性を確保するため、列車を早く・安全に止めるというソフト的な対応から、地震に強い構造物を目指した耐震設計・耐震補強のようなハード的な技術に至るまで、幅広く研究開発を進めています。また、研究開発だけではなく地震における情報の拠点としての機能を担っており、地震直後の揺れの状況を面的に示す鉄道用地震情報公開システムなど、鉄道の運行に資するための情報配信や地震災害時における原因究明、技術支援も行っております。
鉄道における地震工学・耐震技術の中心的な組織となるよう、日々、研究開発などに取り組んでいます。

鉄道地震工学研究センター長 小島謙一

研究室と担当分野

地震解析

早期地震検知、地震防災システム、地震被害推定に関すること

地震動力学

地震動、地盤挙動などに関すること、液状化対策工法の開発に関すること

地震応答制御

構造物・車両・電車線路設備等の地震応答、免震・制震に関すること

情報配信

イベント情報