第321回 鉄道総研月例発表会

日時 2018年07月25日(水) 13:00〜17:30
場所 日本工業倶楽部 大ホール(発表)+中ホール(展示)
主題 信号・情報通信技術に関する最近の研究開発 

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プログラムと発表概要

13:00~13:15
信号・情報通信技術に関する最近の研究開発

鉄道総研では、最新のICTを活用してさらに安全で、かつ少ない要員で運用できる運行制御の実現に向けた研究開発に取り組んでいる。本発表では、鉄道の運行制御における最新のICTの導入に関する国内外の動向を紹介するとともに、鉄道総研の信号・情報通信分野におけるICT活用に関する研究開発の今後の方向性を述べる。また、2017年12月にスタートした画像・IT研究室の役割と体制を紹介し、画像による列車の前方監視や、設備・車両の位置を統合的に管理するための管理基盤の整備に向けた今後の取り組みについて述べる。

発表者

信号・情報技術研究部 部長 川﨑 邦弘

13:15~13:40
軌道回路を不要とした新しい地方交通線向け列車制御システム

鉄道総研では電子閉そくに代わる地方交通線向け列車制御システムとして拠点無線式システムを開発したが、依然として軌道回路や地上信号機が残っている。そこで、ATS-Dxにおける車上位置検知機能をベースに、地上-車上間に無線通信を導入して、軌道回路および地上信号機を不要とした新しい地方交通線向け列車制御システムを開発した。本発表では閉そくや進路制御などのシステム機能および検証試験結果を紹介する。

発表者

信号・情報技術研究部 信号システム研究室  主任研究員(上級)  寺田 夏樹

13:40~14:05
列車による建築限界測定技術の実用化

鉄道において車両走行の安全を確保するために、建造物等が支障してはならない領域として、建築限界が定められている。建築限界は、車両動揺等を考慮して、車両限界との間隔が車両の走行や旅客及び係員の安全に支障を及ぼすおそれのないように定期的に測定・管理が必要である。しかし、建築限界測定は対象設備点数が膨大であり検査コストがかかる。そこで、我々はセンサを既存車両上に設置し、建築限界支障の有無を判定する装置の開発を進めている。本発表では装置の概要について報告する。

発表者

信号・情報技術研究部 画像・IT研究室 主任研究員 長峯 望

14:05~14:30
慣性センサと速度発電機を併用した列車完全性の確認手法

無線式列車制御システムは、車上装置が地上子をもとに認識した位置で列車間隔を制御し、車上装置が認識する在線範囲を地上装置に無線伝送する点に特徴がある。この在線範囲の特定に、慣性センサと速度発電機を併用することで曲線等の線路特徴点を検出して位置を車上で認識し、前後車両が特徴点を通過する間の走行距離から列車長を算出する手法を提案する。また、列車分離時の安全確保のため前後車両の加速度差で分離検知する手法も提案する。本発表ではこれら手法(列車完全性の確認手法)と検討結果を報告する。

発表者

信号・情報技術研究部 列車制御研究室 副主任研究員 北野 隆康

14:30~14:45
休 憩

14:45~15:10
無線式列車制御システム評価のための列車運行シミュレーション

無線式列車制御システムを導入する際には、無線通信を使用しない場合と同等以上の輸送サービスレベルを提供できることの確認が求められる。そこで、システム設計を評価する複数の指標を定めるとともに、これらの指標を算出するための列車運行シミュレータを開発した。本発表では、列車運行シミュレーションの概要、および、評価指標を用いたシステム設計手法について報告する。

発表者

信号・情報技術研究部 運転システム研究室 主任研究員 武内 陽子

15:10~15:35
特急列車の近距離利用に関する駅勢圏の推定手法

特急列車は、都市と都市の間の長距離移動だけではなく同一行政区域内などの近距離移動にも利用されている。しかしこの特急列車の近距離移動の需要については、適切な推計手法やデータに乏しく、十分な分析がなされてこなかった。そこで、アンケート調査と地理空間情報データを活用して、特急列車の利用需要の存在が期待される駅勢圏を推定する手法を開発し、これを特急列車の近距離移動の需要予測に適用した。本発表では、この駅勢圏の推定手法について紹介する。

発表者

信号・情報技術研究部 交通計画研究室 副主任研究員 鈴木 崇正

15:35~16:00
鉄道環境におけるWi-SUN活用に向けた取り組み

Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)は、日本が主導して国際規格化された特定小電力無線の規格であり、設備等の障害や劣化の進展を監視する状態監視システムへの導入が期待されている。鉄道総研では、プロトタイプシステムを構築し、土木構造物に設置したセンサのデータをWi-SUNを介して収集する実証実験を行った。本発表では、実証実験で得られた結果や実用化に向けた課題、鉄道環境への導入手法について紹介する。

発表者

信号・情報技術研究部 ネットワーク・通信研究室 室長 中村 一城


司会 :鵜飼 正人 (信号・情報技術研究部 画像・IT研究室 室長)

  展示物       会場:中ホール 展示時間 16:00~17:30

  展示件名 担当部署
1 鉄道運行向け情報ネットワークの構築 ネットワーク・通信
2 画像式踏切障害物検知装置 信号システム、画像・IT
3 軌道回路を不要とした新しい地方交通線向け列車制御システム 信号システム
4 列車による建築限界測定技術の実用化 画像・IT
5 慣性センサと速度発電機を併用した列車完全性の確認手法 列車制御
6 鉄道環境におけるWi-SUN活用に向けた取り組み ネットワーク・通信
7 無線式列車制御システム評価のための列車運行シミュレーション 運転システム
8 特急列車の近距離利用に関する駅勢圏の推定手法 交通計画

 



都合により、プログラムを変更することがあります。
 
鉄道総研では、5月1日より節電対策としてノーネクタイ運動を実施しております。
本発表会でも発表者はネクタイを着用致しませんので、ご理解頂きますようお願い致します。
  • 入場無料
  • ご来場の際には、お名刺を頂戴します。
  • 会場内のビデオ・写真・レコーダ等による撮影および録音等はご遠慮ください。
  • 質問コーナーの設置
    前半の発表件名については休憩時に会場内に質問コーナーを設けています。本発表時に時間制限で質問できなかったことや、個別事案への適用などについて発表者に直接質問できます。後半の発表件名については発表会終了後に、展示会場内で発表者に直接質問できます。なお、後日お気付きの質問事項等は、電話またはFAXでお問合せください。

 

 

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