軌道保守管理データベースシステム「Micro LABOCS」

軌道変位や車両動揺などの測定データと線路形状・軌道構造等の各種環境データを表示したり、データの波形処理をしたりするためのソフトウェアです。

1.ラボックスとは

「軌道保守管理データベースシステム:Micro LABOCS」(「マイクロラボックス」、以下「ラボックス」)は、軌道変位や車両動揺などの鉄道に関する多様なデータを、いろいろな角度から分析・加工できるソフトウェアです。鉄道総研が開発し、現在、JR旅客6社と民鉄数社で利用されています。平成27年度に、約15年ぶりに新バージョン(Ver.4)をリリースし、64bitOSのWindows 7およびWindows 8上での動作保証を行うとともに、鉄道総研で研究開発用に開発してきたいくつかの特殊コマンドが利用可能になりました。

2.ラボックスの主要な機能

ラボックスには機能がたくさんありますので、ここではその一部だけご紹介いたします。

  • A/D変換・データのこう正
  • 車両動揺データと軌道変位の位置合わせ(図1)
  • 時間軸⇔距離軸データ変換
  • 基本演算
    • 各種フィルタ処理
    • スペクトル処理・周波数応答解析
    • P値、σ値等の区間統計量算出
  • 軌道保守管理
    • 20m弦、40m弦正矢波形計算
    • 復元波形の算出
    • 軌道変位補修の移動量計算
    • 乗り心地レベル算出
    • 軌道環境データの作成(図2)
  • 各種表示・印刷(図3)

図1 ラボックスによる波形表示例
図2 軌道環境データの活用例
図3 ラボックスによるチャート表示機能のGUI画面

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参考文献

  1. 田中博文:軌道保守管理データベースシステムLABOCS(ラボックス)の機能紹介と新バージョンのリリース、新線路、Vol.69、No.7、pp.24-26、2015.07
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