13. 施工性に優れたせん断キー方式弾性まくらぎ直結軌道の開発

  • 従来の構造と比較して、コンクリート道床の施工コストを60%削減できます。
  • 構造のスリム化によって敷設速度が1.7倍となり、工期を短縮できます。

弾性まくらぎ直結軌道(弾直軌道)は、弾性材を介してまくらぎをコンクリート道床で支持する直結系軌道です。騒音・振動の低減効果が高いことから、保守の省力化に加えて沿線環境の改善にも貢献してきました。都市部の高架化工事を中心に広く採用されてきましたが、施工性の改善や低コスト化が求められていました。

そこで、まくらぎ側面の突起(せん断キー)で横荷重に抵抗する構造とすることで、コンクリート道床をスリム化し、低コストで施工性にも優れた新しい弾直軌道「S型弾直軌道」を開発しました(図1)。型枠設置も容易となり、短繊維補強コンクリートを用いて配筋も不要となります。実物大載荷試験や非線形FEM解析に基づく性能照査を行い、列車荷重に対して十分な耐力を有することを確認しました(図2)。

鉄道事業者での実施工の結果(図3)、従来のD型弾直軌道と比較してコンクリート道床の施工コストを60%削減でき、軌道全体の施工コストも20%削減できることを確認しました。また、構造のスリム化によって敷設速度が1.7倍となり、工期を短縮できます。

図1 弾直軌道の構造
図2 水平載荷試験におけるコンクリート道床の荷重—変位関係
図3 現地の施工状態
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