架線の振動測定によるパンタグラフ接触力推定手法

架線に配置したセンサの出力から、測定区間内を通過しているパンタグラフの接触力波形を測定する手法です。パンタグラフの接触力は集電の性能を評価するための重要な値で、通過するパンタグラフの接触力を測定することで、パンタグラフの揚力異常のモニタリングなどにも活用可能です。

1.はじめに

測定区間を通過する全てのパンタグラフの接触力を把握するために、架線に離散的に配置したセンサの出力から、測定区間内を通過しているパンタグラフの接触力波形を測定する手法を開発しました。

2.測定概要

図1は本手法の測定概要です。本図の様に慣性力とハンガ軸力の合計と張力の垂直方向成分を求めることにより、測定区間を走行するパンタグラフの接触力を求めることが可能です。

図1 架線の振動測定によるパンタグラフ接触力推定手法の概念図

3.測定結果

図2は所内試験の結果です。本手法は通過するパンタグラフの接触力を測定可能であるため、パンタグラフのモニタリングなどにも活用可能です。

図2 パンタグラフ接触力の推定結果

参考文献

  1. 臼田隆之、池田充、山下義隆、赤木雅陽、山下主税、久水泰司:新幹線営業線データに基づくトロリ線摩耗予測モデル、Dynamics & Design Conference 2010、日本機械学会、pp.510-1~510-6、2010
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