高速車両用多目的試験車体

車両振動や車内騒音が小さい快適性の高い車両構造を実現するため、アルミニウム合金製ダブルスキン構造の高速車両用車体(図1)を製作し、振動・騒音低減対策の効果の検証などに活用しています。標準的な新幹線の中間車をベースに、内装板や床板等を容易に着脱できるよう設計しました。
なお、本製作は国土交通省鉄道技術開発費補助金を受けて実施しました。

図1 高速車両用多目的試験車体

参考文献

  1. 富岡隆弘、山本克也、瀧上唯夫、朝比奈峰之:高速車両の快適性向上のための新しい試験設備、RRR、Vol.70、No.6、pp.24-27、2013.6
  2. 槇田耕伸:高速車両用多目的試験車体、RRR、Vol.79、No.3、p.43、2022.3