軌道技術研究部
Track Technology Division
軌道技術研究部の概要
軌道技術研究部は「軌道構造」「軌道・路盤」「軌道管理」「レールメンテナンス」の4研究室で構成され、鉄道事業者のニーズに応えるために、軌道の安全性向上、高速化、メンテナンスの効率化および低コスト化、騒音・振動などの研究開発を実施しています。さらに、鉄道技術のグローバル化に対応するため、軌道に関する技術基準や国際規格に関する業務も行っています。
軌道技術研究部の紹介
軌道は、レール、レール締結装置、まくらぎ、道床などから構成され、列車を安全かつ安定的に支持する重要な構造です。軌道には、低速から高速まで多様な走行条件下で列車荷重が作用し、その載荷回数は数千万回から数億回に及ぶこともあります。このため、力学的には非常に複雑な条件のもとで挙動する構造系であると言えます。
従来、このような複雑な条件下における軌道の挙動を精度良く把握することは困難であったことから、経験工学的なアプローチが主流となってきました。しかし今後は、高度な数値シミュレーション技術や実験技術に基づく科学的アプローチを通じて、軌道構造の最適化を図ることが一層重要になると考えられます。また、今後進行する生産年齢人口の減少に対応するため、軌道のメンテナンスにおいてはデジタル技術を活用した生産性向上が不可欠です。
軌道技術研究部では、これらの課題の解決に向け、先端的な研究開発を積極的に推進しています。
研究室と担当分野
軌道構造研究室
レール締結装置や脱線防止ガードなどの軌道材料、分岐器、さらに伸縮継目やロングレール等の設計法やメンテナンス技術に関する研究開発
軌道・路盤研究室
スラブ軌道等の直結系軌道、既設線省力化軌道、バラスト軌道及び路盤・路床の設計・補修方法や建設・産業副産物の再利用等の研究開発
軌道管理研究室
軌道保守を支援する各種システムツールや軌道検測装置、検査データの有効な活用法など、列車の安全・安定運行に資する軌道管理技術に関する研究開発
レールメンテナンス研究室
レールの溶接やレール傷の補修法、さらにレールの探傷技術等のレールの維持管理全般に関する研究開発
