人間科学研究部

Human Science Division

人間科学研究部の概要

人間科学研究部は「安全心理」、「人間工学」、「快適性工学」の3研究室からなり、鉄道の安全性・快適性の向上に貢献するヒューマンファクター関連の研究開発全般を担当しています。また、人間科学の知見を活用して運転適性検査の技術指導や安全活動の支援を行っています。

人間科学研究部の紹介

人間科学研究部では、鉄道システムに関わる全ての人を対象に、心理・生理・行動などの特性、すなわちヒューマンファクターを理解・解明し、鉄道の安全性・利便性・快適性の向上を目指した研究を進めています。
研究内容としては、「ヒューマンエラーに起因する事故の防止」、「事故時の被害軽減対策」、「利用者サービスの向上」を大きな枠組みとして、安全マネジメント支援、職場の安全風土の醸成・安全活動の支援、運転士支援、列車衝突時の被害軽減手法、駅・列車内の快適性や衛生評価、そして、踏切事故や鹿衝撃事故といった安全・安定輸送を脅かす部外要因の対策に関する研究なども行っています。
今後も、人間中心の視点を軸に、最新のデータ解析技術やヒューマンモデリング技術等を活用して、ヒューマンファクターの本質を追究し、安全・安心・快適で持続可能な鉄道システムの実現に貢献する研究開発を進めてまいります。

人間科学研究部長 遠藤広晴

研究室と担当分野

安全心理研究室

従業員のヒューマンエラーに起因する事故防止対策としての運転適性検査や安全教育手法、利用者の安心などの研究

人間工学研究室

旅客に対する車両の安全性、設備のユーザビリティ向上や、従業員に対する作業環境の向上、教育・訓練システムなどの研究

快適性工学研究室

列車内の空調環境や振動・乗り心地の評価、バリアフリー対策、感染防止を含む衛生環境改善、磁界環境評価、鹿衝撃事故や植物等への対策等に関する研究

研究部直轄テーマ

研究開発

実験設備

その他

「人間科学ニュース」は、人間科学研究部が隔月で発行しているPR誌です。 鉄道と人間科学、安全性、快適性などにまつわる研究成果やトピックをご紹介しています。5月号では各研究室の今年度の活動計画を紹介しています。