機械加振試験装置

低温システム研究室

特徴・諸元

高温超電導コイルに機械的な振動を与えて性能を評価することのできる試験装置です。冷凍機と励磁電源を備えており、液体窒素などの寒剤を使わずに常温の状態からコイルを冷却して超電導状態とし、コイルに通電して実際の使用状態を再現した状態で強制的に機械振動を与えることにより、振動環境下での超電導コイルの性能を評価することができます。サンプル空間に収まる大きさであれば、超電導コイル以外の供試体の試験も可能です。

主要諸元

 サンプル空間  1000mm×500mm×200mm
 加振機仕様(無負荷時)
 
 
 
 動電式振動発生機
  最大加振力:6,000N
  周波数範囲:5~3,500Hz
  最大加速度:750m/s2
 加振機数  2台(同時運転可能)
 最大通電電流  300A
 最低冷却温度  約30K(-243℃)