渦電流損失評価試験装置
磁気浮上研究室
本装置は渦電流損失の定量的な評価を行うことができる装置です。
特徴・諸元
地上コイルには車両走行時に、超電導磁石の強力な移動磁場によって、対面する地上コイルの導体素線に渦電流が誘起され、渦電流損失が発生します。本装置は渦電流損失の定量的な評価を行うことができる装置です。本試験装置は、定置の2対の電磁石に直流磁場を発生させ、供試体を取り付けた円盤を回転させることで超電導磁石が通過する状態を模擬します。装置内に設置されたトルク計や回転計を用いて、磁場の有無によるトルクの変動を計測し、変化分を渦電流損失として算出可能です。また、供試体が磁界中を通過するため、変動磁場を与える試験装置としても使用が可能です。
主要諸元
最大発生磁場 | 1T(10000Gauss)以上 |
最大回転速度 |
3000rpm 供試体周速度500km/h |
供試体設置寸法 |
Ф50mm×H25mm または Ф21mm×H50mm 以下 |
供試体設置個数 | 最大16個 |