車内快適性シミュレータ
快適性工学研究室
列車内の快適性は、振動、騒音などに加えて内装や車窓風景などの様々な要因が影響します。しかし、従来の研究では各要因について個別に検討するのが一般的で、その相互影響はよくわかっていません。そこで、車内環境を実験室で模擬可能なシミュレータを開発して、快適性の評価手法について研究をしています。
特徴・諸元
- 国内最大級の6軸電動モーションで振動を制御しています。
- 12名分の座席を配置した模擬客室を有しています。
- 模擬客室窓外に200インチスクリーンとプロジェクタから成る映像表示装置を有し、CGによる車窓風景などを表示することができます。
- 模擬客室内のスピーカーから走行音や任意の車内音が発生可能です。
- 線形、走行速度、車両諸元、騒音、視覚要因などを試験目的に応じて任意に変更できる機能を有しています。
主要諸元
模擬客室 | 幅2.800mm×長さ4.000mm×高さ2.500mm |
搭載可能重量 | 4.500kgf |
最大加速度 | 4.9m/s2 |
最大角速度 | 19.5deg/s |
可動範囲 | |
X-Y-Z方向 | 約750mm |
回転方向 | 約14deg |