車両用ダンパ試験装置

1.概要

車両が走行する際のダンパの動きを模擬し、その時にダンパが発生する力を測定することができる試験装置です。HILS(Hardware In the Loop Simulation)に対応し、リアルタイムシミュレーションと連動してダンパを加振します。

2.特 徴

  • ダンパ両端の相対的な動きを6自由度で与えられるため、様々な運動を模擬できます。
  • ダンパ取付部のゴムブッシュで発生する「こじり」と「ねじり」の発生力を把握することができます。
  • 取付治具を交換することで、縦型・横型いずれのダンパにも対応することができます。
  • 車両走行シミュレーションと組み合わせることで、ダンパ開発のコストや時間を削減できます。

3.性能

装置の性能は表1をご参照下さい。

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参考文献

  1. 小金井 玲子:鉄道車両のダンパを高精度にモデル化する, RRR, Vol. 68, No. 12, pp. 10-13, 2011
  2. 小金井 玲子, 渡辺 信行, 朝比奈 峰之, 佐々木 君章:ニューラルネットワークを用いた鉄道車両用ダンパの特性同定, 鉄道総研報告, Vol. 23, No. 4, pp. 11-16, 2009