内燃機関性能試験機

非電化区間を走行している気動車のエンジンを、単体で運転することが可能な試験装置です。複数のエンジン形式に対応しており、アダプターなどを使用することで、エンジンと変速機を組み合わせた状態での試験にも対応しています。主に、エンジン出力の測定や、エンジンの回転数・負荷トルクなどの運転条件(運転点)ごとの燃料消費量や排ガス測定を行っています。最近では、振動等を利用して、エンジンの状態を監視する手法の研究・開発にも使用しています。

参考文献

  1. 近藤 稔,真鍋 慎一,高重 達郎,菅野普:振動のオクターブバンド分析を用いた車両用ディーゼル機関の異常検知手法,鉄道総研報告,第29巻,第9号,pp.17-22,2015.09
  2. 芳賀 一郎,村上 浩一,中村 英男,前橋 心一:気動車の排出ガスを分析する,RRR,Vol.66,No.11,pp.26-29,2009.11
  3. 芳賀 一郎,村上 浩一,中村 英男,前橋 心一:ディーゼル車両の排出ガス測定・評価手法の開発,鉄道総研報告,第23巻,第4号,pp.35-40,2009.04