電車線とパンタグラフ概論

開催日 2024/11/28(木) 申込締切 11/14(木)
期間 1日
定員 制限はございません。
受講料 ¥14,000(消費税10%込み)

電車線とパンタグラフによる集電系に関する基礎的な知識を習得できる講座
 

受講対象者


電車線やパンタグラフの設計・管理・工事・保全技術に携わっている初級から中堅技術者の方。
 

目的


電車線やパンタグラフの設計・管理・工事・保全に携わる方々に、電車線とパンタグラフの知識を幅広く説明します。
 

目標


電車線とパンタグラフによる集電系に起こりうる種々の課題を効果的に解決するための基礎的知識を習得することを目指します。

プログラム

11/28(木)

09:00~09:20
受付・視聴確認

09:20
オリエンテーション

09:30~10:50
電車線の構造と特性

 電車線の全般的な概要や構造、電車線を等価的なばねとして考える静特性、電車線の運動で重要な波動伝播特性、高速用電車線の変遷について説明します。

講師
電力技術研究部 電車線構造研究室長  小山 達弥

10:50~11:05
休憩

11:05~12:00
パンタグラフの構造と特性

 パンタグラフに求められる機能や構造、動的な追随性能、高速域で重要となる空力性能について説明します。

講師
鉄道力学研究部 集電力学研究室 主任研究員  小林 樹幸

12:00~13:10
昼休み

13:10~13:55
電車線路材料

 電車線路に使用される材料とそれらの特性について説明します。また、保全の考え方の基本となるトロリ線の摩耗や疲労について解説します。

講師
電力技術研究部 集電管理研究室 副主任研究員  小原 拓也

13:55~14:05
休憩

14:05~14:55
パンタグラフすり板の材料

 パンタグラフすり板に使用される材料は、電車線以上に多岐にわたります。ここでは、すり板に使われる主な材料の特性と、すり板の摩耗について例を挙げて説明します。

講師
材料技術研究部 摩擦材料研究室 主任研究員  久保田 喜雄

14:55~15:05
休憩

15:05~15:55
電車線路の損傷例と対策

 電車線路に使用される材料について損傷および劣化の要因を説明します。さらに、電車線路材料の劣化・損傷の対策について事故事例の紹介を交えて解説します。

講師
電力技術研究部 集電管理研究室 主任研究員  臼木 理倫

15:55~16:05
休憩

16:05~16:55
集電系の騒音

 新幹線が速度向上する際に直面する技術的課題の一つが、沿線騒音の抑制です。ここでは、その騒音問題の背景について概説し、次に集電系騒音の種類や対策について解説します。

講師
鉄道力学研究部 集電力学研究室 主任研究員  光用 剛

○ プログラムの内容は多少変更する場合がございます。
○ 講義中に「Q&A」で寄せられたご質問について各講義最後または後日に講師がお答えします。