車両部品の基礎とメンテナンス
開催日 | 2025/9/25(木) 申込締切 9/11(木) |
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期間 | 1日 |
定員 | 制限はございません。 |
受講料 | ¥14,000(消費税10%込み) |
安全走行を担う車両部品のメンテナンスに関する知識を習得する講座
受講対象者
鉄道事業者などの車両メンテナンス担当者および車両メーカーなどの初級から中堅・専門技術者の方。
目的
車両の走行安全上、重要である台車・走り装置の部品を主な対象とし、それらの基本的事項を含めて、メンテナンスを行ううえで役に立つ知識を講義します。
目標
台車・走り装置を構成する車両部品のメンテナンスを行ううえで役に立つ専門知識を幅広く習得することを目指します。
プログラム
9/25(木)
一本リンク緩衝ゴム、空気ばね等のゴム部品および各種樹脂製材料に関して、物性と劣化特性、メンテナンス上の取り扱いに関する基本的な内容を概説します。
- 講師
- 材料技術研究部 防振材料研究室 副主任研究員 山中 翔
転がり軸受の構造、特性、材料、寿命、損傷などについて基本的な事項を概説します。また、これらに関連して、メンテナンスを行う上での留意点について解説します。
- 講師
- 材料技術研究部 潤滑材料研究室 主任研究員 高橋 研
潤滑油・グリースの基礎技術について解説します。また、メンテナンスに関関しては、潤滑油中の摩耗粉分析による非解体診断技術について基礎から適用事例まで解説します。
- 講師
- 材料技術研究部 潤滑材料研究室 主任研究員 鈴村 淳一
車軸や台車枠に使用される鉄鋼材料の強度特性と損傷事例を概説します。また、車軸や台車枠の定期検査に適用される超音波探傷や磁粉探傷等の非破壊検査法について、検査手順などの基本的な内容と作業上の注意点を解説します。
- 講師
- 車両技術研究部 車両強度研究室長 牧野 一成
車輪には、走行中の転動やレールとの接触、摩擦材の押し付けなどの影響により、摩耗や剥離などの損傷が発生します。そこで、一般的な車輪の損傷状況から摩耗による振動・乗り心地への影響について解説します。
- 講師
- 車両技術研究部 車両運動研究室 副主任研究員 野口 芳直
○ プログラムの内容は多少変更する場合がございます。
○ 講義中に「Q&A」で寄せられたご質問について各講義最後または後日に講師がお答えします。