地震応答制御研究室
Structural Dynamics and Response Control
構造物・車両・電車線路設備等の鉄道システム全体の地震応答を評価するための技術開発を行っています。
地震応答制御研究室は、構造物のみならず、その影響を受ける電車線柱や走行車両までを含めた鉄道システム全体の地震応答を評価するための技術開発を行っています。特に、想定を超えるような地震動に対しても、鉄道の社会貢献を維持できるような、新たな構造形式の提案・開発を行っています。また、津波や地表断層変位などの地震随伴事象に対する挙動評価や対策工の提案などの新しい分野にもチャレンジしています。
研究開発
制震ダンパーによる地震対策工法 NEW
河川橋脚や店舗利用高架橋などで、周辺環境等の制約によりRC巻立て等の一般的な耐震補強の実施が困難な場合、制震ダンパーを用いた部分的な工事のみで大幅な耐震性の向上が可能です。このような補強を行う制震ダンパーの設計法と設計手引きを作成しました。
河川橋脚や店舗利用高架橋などで、周辺環境等の制約によりRC巻立て等の一般的な耐震補強の実施が困難な場合、制震ダンパーを用いた部分的な工事のみで大幅な耐震性の向上が可能です。このような補強を行う制震ダンパーの設計法と設計手引きを作成しました。
鉄道構造物の減衰メカニズムの解明と低減衰構造の抽出法 NEW
構造物が低減衰となるメカニズムを大規模観測および数値解析で明らかにするとともに、低減衰に伴う選択共振により、構造物の揺れの増大や車両の走行安全性の低下等が生じる可能性のある弱点箇所を特定する手法、およびダンパー等による補強を行う場合の設計目標を算定する手法を開発しました。
構造物が低減衰となるメカニズムを大規模観測および数値解析で明らかにするとともに、低減衰に伴う選択共振により、構造物の揺れの増大や車両の走行安全性の低下等が生じる可能性のある弱点箇所を特定する手法、およびダンパー等による補強を行う場合の設計目標を算定する手法を開発しました。
杭基礎における入力損失効果の実務的評価手法 NEW
地震時における地盤と構造物の動的相互作用により生じる入力損失を簡易に評価するとともに、得られた入力損失から所要降伏震度スペクトルを補正する手法を開発しました。
地震時における地盤と構造物の動的相互作用により生じる入力損失を簡易に評価するとともに、得られた入力損失から所要降伏震度スペクトルを補正する手法を開発しました。
H鋼を挿入したPC電化柱の倒壊防止工法 UPDATE
H形鋼をPC電化柱の基部に挿入することで、万が一、想定外の地震により電化柱が損傷しても、倒壊を防止する工法を開発しました。
H形鋼をPC電化柱の基部に挿入することで、万が一、想定外の地震により電化柱が損傷しても、倒壊を防止する工法を開発しました。
鉄道高架橋の地震時危機耐性向上工法 NEW
想定以上の地震動に対し危機耐性の高い高架橋を実現する工法(自重補償構造、倒壊方向制御構造)を提案しました。
想定以上の地震動に対し危機耐性の高い高架橋を実現する工法(自重補償構造、倒壊方向制御構造)を提案しました。
変位センサーによる地震後の橋りょう支承部損傷検知 NEW
地震後の橋りょうのゴム支承の損傷を変位センサーによって検知する方法を提案しました。
地震後の橋りょうのゴム支承の損傷を変位センサーによって検知する方法を提案しました。
狭あい箇所に設置可能な制震機能を有する落橋防止装置 NEW
鋼製橋脚を有する鉄道橋を対象に狭あい箇所でも設置が可能な小型で制震機能を有する落橋防止装置を開発しました。
鋼製橋脚を有する鉄道橋を対象に狭あい箇所でも設置が可能な小型で制震機能を有する落橋防止装置を開発しました。
中小規模地震を考慮した鉄道構造物の復旧性照査法 NEW
地震後の復旧日数を照査指標とした新設構造物の設計や既設構造物の評価が可能となる手法を提案しました。
地震後の復旧日数を照査指標とした新設構造物の設計や既設構造物の評価が可能となる手法を提案しました。
長大橋りょうを対象とした地震被害の即時推定 NEW
長大橋りょうの地震被害を地震発生後の数分間で推定する手法を開発しました。
長大橋りょうの地震被害を地震発生後の数分間で推定する手法を開発しました。