電磁気研究室
Electrical Machines
電磁気研究室では、超電導磁気浮上式鉄道および在来方式鉄道(新幹線、在来線)における電磁現象や電磁界評価などに関する基礎研究を行っています。また、超電導・リニアモータ関連技術を在来方式鉄道へ応用する研究として、自己発電機能を有する渦電流ブレーキ、鉄道環境磁界の測定法などの開発を行っています。車両内外や変電所などの環境電磁界の計測装置や、レールブレーキなどのようなレール対向型電磁デバイスの軌条輪試験に対応した試験装置を備えており、これらを活用した受託業務も実施しています。
研究開発
付随車向け電力回生・非接触ディスクブレーキ
鉄道車両の消耗品削減、省メンテナンス、省エネの追求のため、付随車での簡易的な電力回生が可能な非接触ディスクブレーキの開発を行っています。
鉄道車両の消耗品削減、省メンテナンス、省エネの追求のため、付随車での簡易的な電力回生が可能な非接触ディスクブレーキの開発を行っています。
リニアレールブレーキ
従来の渦電流ブレーキで問題となったレール温度上昇を抑制できる機能を有する、LIM(リニアインダクションモータ)型渦電流ブレーキの研究開発を行っています。
従来の渦電流ブレーキで問題となったレール温度上昇を抑制できる機能を有する、LIM(リニアインダクションモータ)型渦電流ブレーキの研究開発を行っています。
鉄道車両に関する低周波磁界評価
鉄道に関する低周波磁界について、測定方法の規格が定められています。その効率的な実施手順を検討するとともに、ガイドラインと比較した評価値をリアルタイム表示する測定評価システムを開発しています。また、車両磁界の測定に適したセンサの開発や、電磁界シミュレーションによる磁界推定などを行っています。
鉄道に関する低周波磁界について、測定方法の規格が定められています。その効率的な実施手順を検討するとともに、ガイドラインと比較した評価値をリアルタイム表示する測定評価システムを開発しています。また、車両磁界の測定に適したセンサの開発や、電磁界シミュレーションによる磁界推定などを行っています。
超電導磁気浮上式鉄道の電磁界解析
超電導磁気浮上式鉄道の磁界や電磁力に関する基礎研究を行っています。スーパーコンピューターを用いた計算環境を備えています。
超電導磁気浮上式鉄道の磁界や電磁力に関する基礎研究を行っています。スーパーコンピューターを用いた計算環境を備えています。
磁気冷凍システム
「磁気熱量効果」を利用した新しい冷凍方式の適用可能性を検証するため、kW級の冷凍能力を有する磁気冷凍システムを試作しました。
「磁気熱量効果」を利用した新しい冷凍方式の適用可能性を検証するため、kW級の冷凍能力を有する磁気冷凍システムを試作しました。
実験設備
アウトガス評価試験装置
室温から極低温までの温度域において、金属材料や樹脂材料などのアウトガス測定が可能な装置です。
室温から極低温までの温度域において、金属材料や樹脂材料などのアウトガス測定が可能な装置です。
電流リード基礎特性試験装置
高温超電導電流リードの評価試験のための装置で、磁場環境下での通電電流の温度依存性を評価することができます。
高温超電導電流リードの評価試験のための装置で、磁場環境下での通電電流の温度依存性を評価することができます。
LIM試験装置
地下鉄などで実用化されているリニアインダクションモータの定置試験ができる装置です。
地下鉄などで実用化されているリニアインダクションモータの定置試験ができる装置です。