直流低圧大電流試験装置
き電研究室
直流の通電電流値を自由に設定することができる試験装置で、直流低圧(20V)で最大10000Aまで通電できます。
特徴・諸元
直流電気鉄道では電車が加速すると電車線やレールに数千アンペア程度の電流が流れますが、その際に電線やレールに温度上昇や溶損による不具合が発生することがあります。その発生メカニズムや対策を検証するため、大電流を通電する際に威力を発揮します。最近では、大容量の蓄電池と接続する導体部など、再生可能エネルギー発電用や電気自動車用の部材に対して、通電を実施する例もあります。
主要諸元
受電電圧 | 交流 6600V |
誘導電圧調整器 | 二次側電圧設定範囲 4620V~8580V |
変圧器 |
一次側 8580V 二次側 21.5V/14.0V/10.5V(無電圧タップ切換) |
整流器 | 容量 200kW(1時間定格) |
最大通電電流 |
5000A(直列接続時) 10000A(並列接続時) |