集電試験装置
電車線構造研究室
電車線とパンタグラフの動的な相互作用を測定し、性能評価を行う装置です。リニアモータ駆動により、実物のパンタグラフを搭載した走行台車が全長500mの走行路を最高速度200km/hで走行します。
・パンタグラフの性能評価
・電車線の性能評価
・電車線金具類の性能評価
特徴・諸元
走行路、走行台車、走行操作室、測定室により構成されています。走行台車上パンタグラフのデータは、無線テレメータにより測定室に送信されます。各種の電車線用支持物、張力調整装置などが設備されており、カテナリ架線のみならず、剛体電車線、サードレールなどにも対応できます。
主要諸元
走行台車 | |
搭載可能パンタグラフ |
在来線用パンタグラフ、新幹線用パンタグラフ |
その他のパンタグラフ、集電靴なども対応可能 | |
テレメータ |
チャンネル数 4チャンネル |
測定周波数 0~500Hz | |
測定項目 直流電圧、動歪み、加速度など | |
走行路 | |
構成 |
全長 500m |
加速区間 240m | |
定速(惰行)走行区間 70m | |
ブレーキ区間 190m | |
鋼管柱間隔 10m | |
電車線路支持物 | シンプルカテナリ、ヘビーコンパウンドカテナリ |
標準設備電車線 | その他の電車線も対応可能 |
測定項目 | 電車線の押上量、歪み、加速度、離線など |