耐震設計に必要な基礎知識

この講座は終了しました

開催日 2018/11/28(水)
期間 1日
定員 53
開催場所 鉄道総研 国立研究所
受講料 ¥17,280(税込み)

「鉄道構造物等設計標準(耐震設計)」に沿って、
耐震設計を行う際に必要となる基礎知識を習得する講座

受講対象者

鉄道事業者あるいは設計コンサルタンツなどでの鉄道構造物の耐震設計に関する業務に必要な基礎知識を習得したい方。

目的

平成24年に改訂された「鉄道構造物等設計標準(耐震設計)」には、動的解析や波形の処理に関する専門用語が入っており、それらを理解することがより良い耐震設計に繋がることから、それらの用語を読み解くのに必要な知識の習得を目指します。本講座では、設計標準の改訂経緯を踏まえて解説するとともに、フーリエ交換などの波形処理に関する基礎理論、および振動論の基礎知識を解説します。

目標

耐震設計に必要な基礎技術の習得を目指します。

プログラム

11/28(水)

09:30 - 09:50
受付

09:50 - 10:00
オリエンテーション

10:00 - 11:00
鉄道構造物等設計標準(耐震設計)の概要

平成24年に改訂された「鉄道構造物等設計標準・同解説耐震設計」の概要および改訂のポイントを紹介します。

講師
鉄道地震工学研究センター 地震応答制御研究室 主任研究員 豊岡 亮洋

11:00 - 11:10
休 憩

11:10 - 11:40
波形処理の基礎理論

地震波や振動論の基礎を理解するにあたって、最も必要となる波形処理技術の1つがフーリエ変換です。本講座では、フーリエ変換の意味やその方法について解説します。

講師
鉄道地震工学センター 地震動力学研究室 副主任研究員 田中 浩平

11:40 - 12:40
昼 食

12:40 - 13:40
振動論の基礎(その1)

耐震設計の基本は1自由度系の振動論であり、これが分かると格段に耐震に関する理解度が向上します。本講座では、1自由度系の振動論の基礎知識について解説するとともに、耐震設計でよく用いられる応答スペクトルや所要降伏震度スペクトルについて解説します。これらのスペクトルの意味と活用法を理解することで、1自由度系で表現できる構造物の応答を簡易に算定することができます。

講師
鉄道地震工学センター 地震動力学研究室 主任研究員 坂井 公俊

13:40 - 13:50
休 憩

13:50 - 14:50
振動論の基礎(その2)

多自由度系で表される構造物の固有値解析およびモード解析法について解説します。ここでは、複雑な構造物の地震応答も1自由度系の応答の重ね合わせで表現できることを学んでもらいます。

講師
鉄道地震工学センター 地震応答制御研究室 主任研究員 川西 智浩

14:50 - 15:00
休 憩

15:00 - 16:30
演習

表計算ソフトを使って、実際に手を動かすことにより1自由度系の応答計算や応答スペクトルの算出を行い、本講座で学んだ内容の理解を深めてもらいます。

講師
鉄道地震工学センター 地震応答制御研究室 研究員 小野寺 周

※6  参考図書が必要です。各自でご準備ください。
本講座では、下記の図書を使用致しますので、ご持参ください。(当日会場でも販売します。)
丸善出版(株)発行 「鉄道構造物等設計標準・同解説 耐震設計」
定価(本体12,000円+税)
<注意点>
  • 本講座では、Excelの活用を前提としているので、Excelを十分に習熟していることを望みます。
  • 例題を解く際に電卓が必要となりますので、各自ご用意願います。
  • 本講座で配布するExcelファイルは、講座の内容の理解を深める目的で配布するものであり、業務等での使用は想定しておりません。講座の復習以外の目的で使用される場合は、必ずご自身の判断と責任でご利用ください。公益財団法人鉄道総合技術研究所は、本Excelファイルを利用する一切の行為により生じた、いかなる損害についても一切責任を負うものではありません。

■お願い
 ○受付開始時間は8時30分です。(オリエンテーションは8:50から開始致します)
 ○カリキュラムの内容は多少変更する場合がございます。
 ○キャンセルは開講日の2週間前までです。それ以降の受講料の払い戻しは致しません。

■企画
(公財)鉄道総合技術研究所 情報管理部 情報企画

■事務局
(一財)研友社
〒185-0034 東京都国分寺市光町2-8-38
TEL 042-572-7157
FAX 042-572-7190

■会場 (公財)鉄道総合技術研究所

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