電車線とパンタグラフ
この講座は終了しました
開催日 | 2018/12/05(水)~12/06(木) |
---|---|
期間 | 2日 |
定員 | 53 |
開催場所 | 鉄道総研 国立研究所 |
受講料 | ¥32,400(税込み) |
電車線とパンタグラフによる集電系に関する幅広い知識を効果的に習得できる総合講座
受講対象者
電車線やパンタグラフの設計・管理・工事・保全技術に携わっている中堅技術者の方。
目的
電車線やパンタグラフの設計・管理・工事・保全に携わる方々に、電車線とパンタグラフの知識を幅広く説明します。
目標
電車線とパンタグラフによる集電系に対して、総合的な評価をするための知識を習得することを目指します。
プログラム
1日目 12/05(水)
[電車線の全般的な概要や構造、電車線を等価的なばねとして考える静特性、電車線の運動で重要な波動伝播特性、高速用電車線の変遷について説明します。]
- 講師
- 電力技術研究部 電車線構造研究室 室長 早坂高雅
[パンタグラフに求められる機能や構造、動的な追随性能、高速域で重要となる空力性能について説明します。]
- 講師
- 鉄道力学研究部 集電力学研究室 主任研究員 小山達弥
[集電系の動特性を解析する手法には、理論解析とシミュレーションによる解析があります。ここでは各種理論を紹介しながら接触力変動や共振現象等を説明し、シミュレーションの計算手法と計算例を紹介します。]
- 講師
- 電力技術研究部 電車線構造研究室 主任研究員 山下義隆
[新幹線が速度向上する際に直面する技術的課題の一つが、沿線騒音の抑制です。ここでは、その騒音問題の背景について概説し、次に集電系騒音の種類や対策について解説します。]
- 講師
- 鉄道力学研究部 集電力学研究室 主任研究員 光用剛
2日目 12/06(木)
[電車線路に使用される材料とそれらの特性について説明します。また、保全の考え方の基本となるトロリ線の摩耗や疲労について解説します。]
- 講師
- 電力技術研究部 集電管理研究室 副主任研究員 臼木理倫
[パンタグラフすり板に使用される材料は、電車線以上に多岐にわたります。ここでは、すり板に使われる主な材料の特性と、すり板の摩耗・損傷について例を挙げて説明します。]
- 講師
- 材料技術研究部 摩擦材料研究室 副主任研究員 宮平裕生
[集電系の現象を測定するためには、様々な測定装置が使われます。ここでは車上側、地上側における測定方法や装置の概要、および評価方法について説明します。]
- 講師
- 電力技術研究部 集電管理研究室 副主任研究員 松村周
[電車線路に使用される材料について損傷および劣化の要因を説明します。さらに、電車線路材料の劣化・損傷の対策について事故事例の紹介を交えて解説します。]
- 講師
- 電力技術研究部 集電管理研究室 副主任研究員 臼木理倫
■お願い
○受付開始時間は9時30分です。(オリエンテーションは9:50から開始致します)
○カリキュラムの内容は多少変更する場合がございます。
○キャンセルは開講日の2週間前までです。それ以降の受講料の払い戻しは致しません。
■企画
(公財)鉄道総合技術研究所 情報管理部 情報企画
■事務局
(一財)研友社
〒185-0034 東京都国分寺市光町2-8-38
TEL 042-572-7157
FAX 042-572-7190
■会場 (公財)鉄道総合技術研究所
- 実験棟の見学が予定されております。歩きやすい靴で、ヒールのあるものはお避けてください。
<注意点>
本講座は、電車線とパンタグラフの境界問題に関する講座です。電車線とパンタグラフで起こりうる種々の課題を効果的に解決するためには、両者に関する基礎的知識の習得が不可欠です。本講座では、それらの基本的な考え方について説明します。
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