自動改札機データを活用した旅客流動調査

1.概要

自動改札機データを用いて、時間帯ごとおよび駅間ごとの通過人員、区間ごとの利用者数、駅改札ごとの利用者数等の利用者数等、詳細な旅客流動を把握することができます。その詳細な旅客流動データを活用し、ダイヤ改正の方針決定や駅設備改良等の施策の検討を適切に進めることができます。

2.用途

① 輸送計画作成支援

ダイヤ改正時には、それらの詳細な旅客流動に関するデータを活用し、旅客流動に合わせた適切な列車本数や停車駅を設定することが望まれます。
例えば、自動改札機のデータをもとに時間帯ごと、区間ごとの通過人員がわかれば、列車の本数を増やす等の施策を検討することができます。

② 駅における設備改良施策の検討支援

自動改札機のデータにより、利用者の多い改札口を把握することができます。利用者が多い改札口については、自動改札機の増設する等、設備改良に関する施策の検討を支援することができます。

③ 旅客流動の経年比較

乗車駅・降車駅の組合せごとの旅客数、駅別や改札口別での改札入場・出場人数などについて、券種ごと、時間帯ごとに集計できます。それらのデータを定期的に作成し、比較することで、旅客流動の経年変化を確認することができます。
また、自動改札機のデータは、5年に1回実施される大都市交通センサス用のデータも確認することができます。

④ 各列車の各駅間の乗車人数の推定、接続駅における乗換人数の推定

自動改札機のデータと列車ダイヤデータとを対応させた分析により、各列車の各駅間の乗車人数推定、接続駅における乗換人数などを推定できます。各種データは、帳票などの表形式に加え、グラフや色付きダイヤ図など、ご要望に沿った形式で提供することができます。