鉄道地震工学研究センター

Center for Railway Earthquake Engineering Research

鉄道地震工学研究センターの概要

巨大地震では震災リスクが、広範化かつ複雑化する傾向があります。

このような課題に対処し、より安全・安心な鉄道を実現するために、耐震設計・耐震診断、地震対策、早期警報に関する研究リソースを『集約』するとともに、わが国唯一の鉄道地震工学の『拠点』を目指します。

鉄道地震工学研究センターは3つの研究室から構成されています。

鉄道地震工学研究センターの紹介

鉄道地震工学研究センターは、鉄道分野における地震対策に関する研究開発の拠点として、土木、建築、理学、車両、電気、情報など、様々な専門性を有する研究員が参画し、広域化、激甚化する地震被害の低減のため、特定の分野にとらわれること無く、幅広い視野で研究開発を行っています。
地震発生前後の時間軸で地震対策を考えると、1)事前対策、2)発生直後の緊急・即時対応、3)初動対応、4)復旧・復興支援、の4つのフェーズがあります。当センターでは、それぞれのフェーズに対応して、1)耐震設計標準の策定と保守、耐震補強や地盤改良工法の開発、2)早期地震警報システム等を活用し列車をいち早く止めるシステムの開発、3)鉄道地震被害推定情報配信システム(DISER)による被災状況の迅速な把握、4)危機耐性の高い新構造形式の提案や免制震構造による復旧性に優れた構造設計、など各フェーズに対応した技術開発を行っています。また、新しい耐震対策工法の解析や実験による評価、補強困難箇所の耐震補強設計の支援、南海・東南海地震など特定のシナリオ地震に対する被害想定など、鉄道の地震対策に関わる様々なご相談にも対応させて頂きます。
より安全、安心な鉄道システム実現のため、当研究センター一丸となって研究開発に取り組んでまいります。

鉄道地震工学研究センター 研究センター長 豊岡 亮洋

研究室と担当分野

地震解析

早期地震検知、地震防災システム、地震被害推定に関すること

地震動力学

地震動、地盤挙動などに関すること、液状化対策工法の開発に関すること

地震応答制御

構造物・車両・電車線路設備等の地震応答、免震・制震に関すること

情報配信

過去のイベント情報