2023年度 環境工学研究部・風洞技術センターWebセミナー  「風洞設備を活用した実験技術と評価技術」

開催終了しました。

開催日時 2023年07月27日(木)
14:00~16:20
申込方法 webからの申し込み
申込締切 2023年07月26日(水)

 本セミナーでは、鉄道沿線環境に関わる研究開発に必須となっている大型低騒音風洞・小型低騒音風洞の設備の特徴と、それらの設備を活用して行った空力騒音の実験事例と解析事例や、空気力評価の実験事例と新たに開発した風洞実験方法などをご紹介させていただきます。この機会に是非ともご意見、ご要望を承りたく存じます。
 
 より多くの方々にご参加をいただけるよう、オンラインでの開催を企画いたしました。皆様の申込みをお待ちしております。

≪申し込み時の注意≫
申し込みの際は、会社・組織等のメールアドレスにて登録ください。
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風洞設備を活用した実験技術と評価技術

プログラム

14:00~14:05
開会挨拶

事業推進部長 片岡 宏夫

 

14:05~14:25
大型低騒音風洞の概要と風洞実験

風洞技術センター 主査 岩﨑 誠

 鉄道総研が所有する大型低騒音風洞は、空力騒音、空気力学的諸課題の研究開発に活用されています。風洞実験の目的に合わせ、開放型および密閉型といった測定部を使用します。本発表では、大型低騒音風洞の概要と本風洞を活用した空気力・圧力・流速測定、流れの可視化などの風洞実験の事例を紹介します。

14:25~14:45
大型低騒音風洞の低騒音性能と実験事例

風洞技術センター 主査 山崎 展博

 空気の流れに起因して発生する空力音の低減は、鉄道騒音のみならず様々な商品開発の過程で強く求められています。空力音を正しく評価するためには、風洞自体の低騒音性能に加え、信頼性の高い音響測定技術が必要不可欠です。本発表では、大型低騒音風洞の低騒音化技術ならびに精度の高い音響測定技術の活用事例について紹介します。

14:45~15:05
軌道面流れの風洞実験

風洞技術センター 副主査 井上 達哉

 新幹線車両が走行する際の軌道面には、車両の通過に伴う流れによりバラスト等が飛散しないように、樹脂の散布やバラストスクリーンの設置等の対策が行われています。本発表では、鉄道総研が所有する大型低騒音風洞を用いて、軌道面における物体の飛散の研究開発に活用できる実験方法を開発しましたので、その内容について紹介します。

15:15~15:35
風洞実験における空力騒音の測定・評価

環境工学研究部 騒音解析研究室 副主任研究員 阿久津 真理子

 鉄道総研の所有する大型低騒音風洞および小型低騒音風洞では、空力騒音に関する実験・測定・評価が可能です。本発表では、新幹線高速走行時の代表的な空力騒音であるパンタグラフおよび台車部からの騒音について、事例を紹介するとともに、マイクロホンアレイによる音源探査と空間解像度を数倍に向上させる解析技術をご説明します。

15:35~15:55
強風時の鉄道車両に働く空気力測定実験

環境工学研究部 車両空力特性研究室 主任研究員 乙部 達志

 強風時の安全・安定輸送のためには、鉄道車両に働く空気力を高精度で把握する必要があり、そのためには風洞実験がかかせません。本発表では、鉄道総研の大型低騒音風洞を用いた横風風洞実験事例を紹介します。

15:55~16:15
小型低騒音風洞と実験事例

環境工学研究部 車両空力特性研究室 研究室長 鈴木 実

 鉄道総研国立研究所にある小型低騒音風洞は、測定部は小さいものの、ハンドリングの良い点を生かした多様な風洞実験に活用することが可能です。本発表では、小型低騒音風洞の概要とその活用事例を紹介します。

16:15~16:20
閉会挨拶

環境工学研究部 部長 斉藤実俊


司会 :環境工学研究部 熱・空気流動研究室 研究室長 福田 傑


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