2023年度 鉄道地震工学研究センターWebセミナー  路線全体を対象とした耐震診断・耐震補強に関する支援技術

開催終了しました。

開催日時 2023年07月20日(木)
13:30~15:15
申込方法 webからの申し込み
申込締切 2023年07月19日(水)

 鉄道総研では、構造物の耐震診断・耐震補強を効果的・合理的・経済的に実施したいという鉄道事業者様のニーズに応えるべく、路線全体を対象とした地震シミュレーションやその結果に基づく弱点箇所の抽出・耐震補強の優先順位付けの手法、効果的な耐震補強工法等の研究開発を行ってきました。

 本セミナーでは、「地震シミュレーションに基づく耐震補強の優先順位付け」のほか、「地震・地盤・構造物の特性評価技術」、「地震前の全線評価技術とその活用」、「地震後の即時被害予測技術とその活用法」、「耐震補強工法の紹介」についてご紹介いたします。

 今回は、より多くの方々にお気軽にお聞きいただけるよう、オンラインでの開催を企画いたしました。皆様のご参加をお待ちしております。

≪申し込み時の注意≫
申し込みの際は、会社・組織等のメールアドレスにて登録ください。
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フリーメール等からの申し込みでご所属が不明な場合、登録を取り消させていただくことがあります。

路線全体を対象とした耐震診断・耐震補強に関する支援技術

プログラム

13:30~13:35
開会挨拶

事業推進部長 片岡 宏夫

 

13:35~13:50
地震シミュレーションに基づく耐震補強の優先順位付け

鉄道地震工学研究センター 地震応答制御研究室 副主任研究員 和田 一範

 鉄道構造物は路線延長が長く、路線全体にわたり耐震補強を進めることは時間的にもコスト的にも容易ではない。そこで、路線全体の地震シミュレーションを行うことにより地震時に弱点となり得る箇所を抽出し、補強の優先順位をつけることが有効である。本発表では、上記手法の概要について、具体例を交えて紹介する。

13:50~14:15
地震・地盤・構造物の特性評価技術

鉄道地震工学研究センター 地震動力学研究室 研究員 杉山 佑樹 地震応答制御研究室 研究員 名波 健吾

 路線全体の地震シミュレーションを行うためには、沿線の地震・地盤・構造物の情報が必要不可欠である。その一方で、これら全ての情報を詳細に把握、入手しようとすると膨大な作業が必要になる。本発表では、詳細な地震シミュレーションのための地震・地盤・構造物特性の効率的な評価技術について説明する。

14:25~14:40
地震前の全線評価技術とその活用

鉄道地震工学研究センター 地震動力学研究室 副主任研究員 土井 達也

 日頃から路線全体の耐震性を把握しておくことは地震への備えとして非常に重要である。地震シミュレーションによる耐震性評価は耐震補強の要否判定や優先順位付け、点検マニュアルや初動体制の事前整備など、様々な活用が可能となる。本発表では、沿線の地震・地盤・構造物の情報に基づいた全線評価技術の概要や実際のアウトプット例およびその活用法について紹介する。

14:40~14:55
地震後の即時被害予測技術とその活用法

鉄道地震工学研究センター 地震解析研究室 主任研究員 是永 将宏

 鉄道では地震時に強い揺れに見舞われた場合、必要に応じて設備点検が行われる。鉄道総研は、点検範囲の効率的かつ適切な判断を行うための支援を目的として、鉄道構造物の被害予測を即時に行う鉄道地震被害推定情報配信システム(DISER)を運用している。本発表では、DISERで用いている予測手法を概説し、その活用法について紹介する。

14:55~15:10
耐震補強工法の紹介

鉄道地震工学研究センター 地震動力学研究室 上席研究員GL 井澤 淳

 路線全体の効率的な耐震補強を行うにあたっては、本セミナーで紹介した優先順位に基づく計画と、現場の状況等に応じた適切な耐震補強工法が必要となる。ここでは、主に鉄道地震工学研究センターで開発した新しい耐震補強工法について紹介する。

15:10~15:15
閉会挨拶

鉄道地震工学研究センター長 小島 謙一

 
司会 :鉄道地震工学研究センター 地震応答制御研究室 研究室長 坂井 公俊


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