【終了】2024年度 鉄道地震工学研究センターWebセミナー 「鉄道に活かされる地震対策技術~導入・活用例~」

開催終了しました。

開催日時 2024年07月19日(金)
13:30~14:55
申込方法 Webからの申し込み
申込締切 2024年07月18日(木)

 鉄道総研では、地震レジリエンスの向上に向け、耐震設計・耐震補強などのハード的な技術から、迅速で的確な列車の運転規制、早期運転再開判断といったソフト的な対応まで、幅広い研究開発を進めています。本セミナーでは、それらの成果のうち、鉄道事業者様にご活用いただいている技術について、導入方法や活用例を含めてご紹介します。

 より多くの方々にご参加いただけるよう、オンラインでの開催を企画いたしました。皆様の申し込みをお待ちしております。

≪申し込み時の注意≫
申し込みの際は、会社・組織等のメールアドレスにてご登録ください。
会社・組織のメールアドレスを使用できない場合は、「名」に会社・組織名を加えていただきますようお願いします。
フリーメール等からのお申し込みでご所属が不明な場合、ご登録を取り消させていただくことがあります。

鉄道に活かされる地震対策技術~導入・活用例~


~~~ プログラム ~~~


 

13:30~13:35
開会挨拶

事業推進部長   神田 政幸

 

13:35~14:00
脈状地盤改良工法による液状化対策とその適用事例

鉄道地震工学研究センター 地震動力学研究室長   井澤 淳

鉄道総研では、液状化の可能性がある砂地盤内に脈状の改良体を割裂注入させ、周辺地盤を密実化させることで液状化抵抗の増大を期待した低改良率で効率的な液状化対策工法(脈状地盤改良工法)を開発しています。本発表では工法のコンセプトを説明するとともに、近年の適用事例について紹介します。

14:00~14:25
ストレステストを併用したDISERによる地震後の早期運転再開支援

鉄道地震工学研究センター 地震解析研究室 主任研究員   野田 俊太

鉄道構造物は数10~数100kmに亘って連続しており、構造物の耐震補強を進めることは容易ではありません。鉄道総研では、「地震ストレステスト」により、路線内の相対的な弱点箇所を抽出して耐震対策の優先順位の決定を支援しています。また、地震発生直後に沿線の地震動強さや構造物の被害ランクを即時的に算出する「鉄道地震被害推定情報配信システム(DISER)」を活用した早期運転再開支援を行っています。これらの組み合わせにより、地震レジリエンスの向上が可能となります。本発表ではこれらの技術の概要と活用例について紹介します。

14:25~14:50
PLUM法情報を活用した地震警報手法

鉄道地震工学研究センター 地震解析研究室 研究員   森脇 美沙

多くの鉄道事業者において気象庁の緊急地震速報を活用した地震警報システムが運用されています。緊急地震速報は地震時の列車運転規制に対して優れた情報である一方、巨大地震時には震源域の広がりを適切に反映できず震度を過小予測する場合があるなどの課題があります。この技術的課題の改善策として気象庁は新たに「PLUM法」と呼ばれる震度予測手法を開発し、2018年から配信しています。この「PLUM法」による震度予測情報を地震時列車運転規制へ導入するための手法とその効果について紹介します。

14:50~14:55
閉会挨拶

鉄道地震工学研究センター長   小島 謙一

 


司会:鉄道地震工学研究センター 地震解析研究室長  是永 将宏


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