【終了】2024年度 防災技術研究部Webセミナー 「雨・風・雪に対する運転規制検討・警備判断等に関する業務の支援技術」

開催終了しました。

開催日時 2024年11月12日(火)
14:00~16:20
申込方法 Webからの申し込み
申込締切 2024年11月11日(月)

 鉄道総研では、防災分野における多様な業務の支援技術として、「雨・風・雪に対する運転規制検討・警備判断等に関する業務の支援技術」についてご紹介いたします。
 より多くの方々にご参加いただけるよう、オンラインでの開催を企画いたしました。皆様の申し込みをお待ちしております。

 ・お申込み後、Zoomサイトより登録されたメールアドレス宛に参加URLがすみやかに送付されます。
 ・当日はセミナー開催時間中、Zoomのチャット機能による質問を受け付けます。

≪お申し込み時の注意≫
お申し込みの際は、会社・組織等のメールアドレスにてご登録ください。
会社・組織のメールアドレスを使用できない場合は、「名」に会社・組織名を加えていただきますようお願いします。
フリーメール等からのお申し込みでご所属が不明な場合、ご登録を取り消させていただくことがあります。

雨・風・雪に対する運転規制検討・警備判断等に関する業務の支援技術


~~~ プログラム ~~~


14:00~14:05
開会挨拶

事業推進部長   神田 政幸

 

14:05~14:35
強雨時の運転規制検討に関する支援技術

防災技術研究部 地盤防災研究室 研究室長 渡邉 諭

鉄道総研では、降雨災害に対して、鉄道沿線に適用できる斜面や土構造物の調査手法を開発するとともに、沿線全体における降雨時の災害危険性の評価を支援する業務や、運転規制値の見直し等に関する支援業務を実施しています。本発表では、これらの技術の概要と活用例を紹介します。

14:35~15:05
雪氷に伴う警備判断等に関する支援技術

防災技術研究部 気象防災研究室 研究室長 鎌田 慈 ・ 副主任研究員 佐藤 亮太

鉄道における雪氷に伴う影響としては、春先に鉄道沿線斜面で発生することがある融雪斜面災害や、冬期の晴れた朝に生じる架線への着霜による集電不良があります。本発表では、これら災害に関する警備判断等の支援技術として、融雪斜面災害の警備判断に使用する「融雪災害発生危険度判定手法」と、着霜による集電不良を防ぐために運行される霜取列車の運行判断に使用する「架線着霜発生予測手法」について紹介します。


休憩


15:15~15:35
強風時の運転規制値検討に関する支援技術(1)~転覆限界風速の評価~

鉄道力学研究部 車両力学研究室 主任研究員 金元 啓幸

強風時の運転規制方法、なかでも運転規制値を検討する場面では、車両の風耐力(車両がどれほどの強風に耐えられるか)を事前に評価しておく必要があります。鉄道総研では、車両の風耐力を転覆限界風速で評価する総研詳細式を提案しています。本発表では、総研詳細式に基づく転覆限界風速の考え方と算出例を紹介します。

15:35~15:55
強風時の運転規制値検討に関する支援技術(2)~空気力の評価~

環境工学研究部 車両空力特性研究室 主任研究員 乙部 達志

転覆限界風速の評価では、車両に作用する主な力として①風による空気力、②左右振動慣性力、③超過遠心力の3つの力を扱いますが、このうち①風による空気力が最も重要な役割を果たします。本発表では、風洞試験による詳細な空気力の評価方法、および既往の風洞試験結果を用いた空気力係数の簡易推定例を紹介します。

15:55~16:15
強風時の運転規制値検討に関する支援技術(3)~運転規制、強風監視~

防災技術研究部 気象防災研究室 主任研究員(上級) 荒木 啓司

強風時の運転規制は、転覆限界風速を超えるような強風が吹いている区間に列車を走行させないために実施します。また、沿線で強風が吹いているかどうかを監視するために、沿線には風速計が設置されています。本発表では、転覆限界風速とその特性を用いた運転規制値の設定例、および沿線での強風監視を担う風速計の適切な設置方法を紹介します。

16:15~16:20
閉会挨拶

防災技術研究部長 布川 修



司会:防災技術研究部 地質研究室 研究室長 横山 秀史


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