信号技術研究部

研究部長からのメッセージ

信号技術研究部長
新井 英樹

[出身] 情報科学研究科 システム情報科学専攻
1994年 鉄道総合技術研究所 入社
2022年4月 信号技術研究部長に就任

 皆さんが普段使っている通勤電車や新幹線などの列車は、どうして安全に、かつ安定して運行することができるのでしょうか?列車の安全・安定運行のためには、全ての列車が衝突・脱線することなく時刻通りに走れるように制御・管理する仕組みが必要です。
信号技術研究部は、このような列車の安全を確保するための信号保安システムや列車制御システム、効率よく運行の計画・管理を行うための運行管理システムに関する研究開発を行っています。また、これまで蓄積してきた列車の安全制御や運行に関する固有技術に最新のICTを融合させ、列車運行の省人化・無人化・省設備化といった鉄道システムの革新を目指した研究開発を行っています。
 私たちの研究部には、電気・電子、数学、情報処理、機械、物理、経営工学など、多岐にわたる分野の専門家が所属しており、列車の安全制御や運行に関する研究開発のプロフェッショナル集団として、鉄道事業者をはじめとする関係者との議論と、現場での実験・調査やシミュレーションを重ねながら、現状の課題解決と鉄道の将来を描く活動に取り組んでいます。
 鉄道をさらに安全で魅力的な交通インフラへと発展させるために、一緒に働きませんか。好奇心旺盛でチャレンジ精神にあふれる方、現場に密着した実務的課題にも意欲的に取り組める方、そして国内外の技術者・研究者と積極的に交流し、チームとして研究課題に取り組める方を求めています。

信号技術研究部