気象防災研究室
Meteorological Disaster Prevention
強風や雪氷をはじめとする種々の気象現象が鉄道運行に障害をもたらすメカニズムの解明と、被害を防止・軽減するための技術開発
研究開発
鉄道沿線の強風箇所を抽出する方法
数値解析技術を用いて線路上の強風箇所、すなわち規制用風速計を配置するにふさわしい箇所を抽出する方法を紹介します。
数値解析技術を用いて線路上の強風箇所、すなわち規制用風速計を配置するにふさわしい箇所を抽出する方法を紹介します。
風速計の違いによる最大瞬間風速の捉え方の違い
応答性の異なる3種類の風速計を用いた風速の同時観測により、風速計の違いによる最大瞬間風速の捉え方の違いを評価しました。
応答性の異なる3種類の風速計を用いた風速の同時観測により、風速計の違いによる最大瞬間風速の捉え方の違いを評価しました。
線路構造物の影響を考慮した規制用風速計の取付け方法
鉄道沿線の風速計で観測される風速値に線路構造物が与える影響を評価しました。
鉄道沿線の風速計で観測される風速値に線路構造物が与える影響を評価しました。
レーダー情報を用いた雪の乾湿の推定
レーダー情報を用いて降水の雨/雪および雪の乾/湿を判定する手法を紹介します。
レーダー情報を用いて降水の雨/雪および雪の乾/湿を判定する手法を紹介します。
台車着雪量推定手法
沿線の気象情報から、軌道上の雪質を推定し、雪質と走行速度に伴う雪の舞い上がりを考慮して、新幹線台車部フサギ板の着雪量を推定する手法を開発しました。
沿線の気象情報から、軌道上の雪質を推定し、雪質と走行速度に伴う雪の舞い上がりを考慮して、新幹線台車部フサギ板の着雪量を推定する手法を開発しました。
融雪災害の危険度判定システム
融雪期の斜面災害の主要因である融雪量に基づく危険度判定手法を開発し、その評価結果を閲覧できるシステムを開発しました。
融雪期の斜面災害の主要因である融雪量に基づく危険度判定手法を開発し、その評価結果を閲覧できるシステムを開発しました。
架線着霜発生予測プログラム
前日夕方の気温と湿度の実測値、天気と予想最低気温の予報値から、当日朝に架線に架線に霜が発生するか否かを高精度で予測するプログラムを開発しました。本プログラムは実際の霜の発生の有無を記録していくことで、さらに的中率を向上することが可能です。
前日夕方の気温と湿度の実測値、天気と予想最低気温の予報値から、当日朝に架線に架線に霜が発生するか否かを高精度で予測するプログラムを開発しました。本プログラムは実際の霜の発生の有無を記録していくことで、さらに的中率を向上することが可能です。
実験設備
塩沢雪害防止実験所
新潟県南魚沼市にある実験所です。雪氷現象や雪害対策について種々の実験・解析を行っています。
新潟県南魚沼市にある実験所です。雪氷現象や雪害対策について種々の実験・解析を行っています。
低温実験室
室内温度を-30℃~+10℃の範囲(±1℃)で制御することができ、雪氷試料を用いた各種試験に使用できます。
室内温度を-30℃~+10℃の範囲(±1℃)で制御することができ、雪氷試料を用いた各種試験に使用できます。
気象・積雪観測機器
気象・積雪に関わる全般的な観測を行っています。各種の試験における試験条件と気象要素について調べることなどができます。
気象・積雪に関わる全般的な観測を行っています。各種の試験における試験条件と気象要素について調べることなどができます。
排雪力測定試験装置
この装置は、約20m区間、試験体を最高速度40m/sで直線運動させることができます。
この装置は、約20m区間、試験体を最高速度40m/sで直線運動させることができます。
空気圧射出装置
重量3kgの氷塊を速度300km/hで射出する能力があり、氷塊等の衝突試験に使用できます。
重量3kgの氷塊を速度300km/hで射出する能力があり、氷塊等の衝突試験に使用できます。