2022年度 電力・集電系Webセミナー「電車線路・集電系の信頼性向上技術に関する講習会」

開催終了しました。

開催日時 2023年01月16日(月)
14:00~16:45
申込方法 webからの申し込み
申込締切 2023年01月13日(金)

 本セミナーでは、電力技術研究部・材料技術研究部・鉄道力学研究部より、電車線路・集電系における設備の維持管理と耐久性の改善に関して我々が行った研究開発の成果や、製品の性能評価等に活用いただける各種試験装置のご紹介をWebセミナー形式で開催させていただきます。
 鉄道電力設備に対する保全の効率化や信頼性の向上に向けた取り組みを進めるにあたり、皆様に活用いただける技術を開発して参りました。この機会に是非ともご意見、ご要望を賜りたく存じます。

 効率的な霜取り列車の運行のために架線着霜の発生を予測する「架線着霜発生予測プログラム」については、1月13日(金)開催の、防災技術研究部 Webセミナーにてご紹介いたします。併せてご確認ください。

≪申し込み時の注意≫
申し込みの際は、会社・組織等のメールアドレスにて登録ください。
会社・組織のメールアドレスが使えない場合は、会社・学校名欄を入力いただくようお願いいたします。
フリーメール等からの申し込みでご所属が不明な場合、登録を取り消させていただくことがあります。

電車線路・集電系の信頼性向上技術に関する講習会

プログラム

14:05~14:40
コンクリート電化柱の健全度判定法

電力技術研究部 電車線構造研究室 主任研究員  常本 瑞樹
                 副主任研究員 近藤 優一

鉄筋コンクリート製の電化柱が本格的に導入されて60年以上が経過し、建替要否の判断基準が求められています。
鉄道事業者向けに検査方法、劣化事例、補修・補強事例をまとめた「コンクリート電柱の健全度の判定手引き」を作成しましたので、ご紹介します。
 

14:40~15:05
光切断法による剛体電車線摩耗計測装置

電力技術研究部 集電管理研究室 研究員 薄 広歩

トンネル区間で採用されている剛体電車線の摩耗測定は、必ずしも機械化されていない場合もあり、効率化が求められています。
光切断法を用いることで、剛体電車線の種類によらず摩耗量を±0.5mmの精度で連続的に計測可能な装置を開発しましたので、ご紹介します。
 

15:05~15:20
高速パンタグラフ試験装置と活用例

鉄道力学研究部 集電力学研究室 主任研究員 小山 達弥

鉄道総研が新たに導入した高速パンタグラフ試験装置の概要と、旧試験装置では実現できなかった、温度特性を有するパンタグラフダンパの低温環境下での性能評価等の活用例をご紹介します。
 

15:30~15:55
耐震性を向上した電車線金具

電力技術研究部 電車線構造研究室 副主任研究員 中村 琢

過去の震災を受けて電車線支持物の耐震性向上が進む中、電車線金具においても地震時の被害軽減が求められています。
震災における設備の被害事例に基づき、耐震性を向上した電車線金具を開発しましたので、ご紹介します。
 

15:55~16:20
疲労劣化要因を考慮した電車線コネクタの 設計手法

電力技術研究部 集電管理研究室 副主任研究員 小原 拓也

電車線コネクタは、パンタグラフの通過に伴う電車線の振動によって疲労損傷する場合があり、効果的な対策が求められています。
有限要素解析を活用し、様々な要因に対する耐疲労性を考慮した電車線コネクタの設計手法を開発しましたので、ご紹介します。
 

16:20~16:40
集電材の試験装置と活用例

材料技術研究部 摩擦材料研究室 主任研究員 久保田喜雄

鉄道総研が所有する集電材の試験装置として、高速用集電材摩耗試験機によるすり板/トロリ線の摩擦・摩耗特性評価事例と、パンタグラフ往復動試験装置による各種試験事例をご紹介します。


架線着霜発生予測プログラムをご紹介する「防災分野に関する業務の支援技術」はこちら


その他の関連コンテンツ