鉄道総研 鉄道地震工学研究センター 2025年度 Annual Meeting

開催のご案内

 公益財団法人鉄道総合技術研究所 鉄道地震工学研究センターでは、最近の研究成果のご紹介および現在の課題や今後の研究開発に関する意見交換の場として、毎年Annual Meeting を開催致しております。
 ご存知のように、本年は1995年1月に発生した兵庫県南部地震から30年の節目の年となります。本震災による甚大な被害は、我が国の耐震設計や地震対策を根本から見直す重大な契機となり、その後の様々な震災経験も踏まえ、鉄道の地震対策は大きく進展しました。一方で、南海トラフ巨大地震や首都直下地震など、兵庫県南部地震以降に事例の無い、大都市が広域に被災する地震の発生が危惧されています。さらには、震災から30年が経過し、震災を直接知る現役の技術者・研究者が少なくなっているのも事実です。
 そこで本年度のAnnual Meetingでは、「兵庫県南部地震から30年~鉄道地震工学の発展と今後の課題」と題したセッションを企画致しました。震災当時の技術者が復旧復興を通じて得た貴重な知見をどのように現役世代の我々以降に受け継ぐか、また将来の巨大地震に対し鉄道としてどのように備えるべきか、技術者や研究者の方々と双方向の議論を行いたいと考えております。
 年末のご多用中のところ恐縮ではございますが、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

開催概要

開催日:2025年12月5日(金)
場 所:日本工業倶楽部会館2階 大会堂
    (東京都千代田区丸の内1-4-6(外部サイトへ移動)) 
参加費:無料(事前登録制)

プログラム

13:00 開場


14:00~14:05 開催挨拶

鉄道総研 鉄道地震工学研究センター長  豊岡 亮洋


14:05~14:50 鉄道地震工学研究センター報告

「各研究室における最新の研究開発」                司会:地震解析 研究室長  是永 将宏

(1)P波規定値超過警報手法の開発とその適用

地震解析 主任研究員  森脇 美沙

(2)施工から約10年後の脈状地盤改良工法の効果確認

地震動力学 研究員  小野寺 智哉

(3)路線全体の橋りょう・高架橋の効率的な地震時挙動推定のための情報の取得優先度

地震応答制御 主任研究員  小野寺 周


14:50~15:00 休憩


15:00~17:20 セッション:「兵庫県南部地震から30年~鉄道地震工学の発展と今後の課題」

司会:地震解析 研究室長  是永 将宏

(1)趣旨説明

鉄道地震工学研究センター長  豊岡 亮洋

(2)兵庫県南部地震による鉄道の被害の概要

地震応答制御 研究室長  坂井 公俊

(3)兵庫県南部地震を経験して:現場技術者の奮闘

ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社 土木設計本部 技術統括部 担当部長  金子 雅 様

阪急設計コンサルタント株式会社 代表取締役社長  平田 大 様

阪神高速道路株式会社 シニアフェロー  足立 幸郎 様

(4)兵庫県南部地震から30年の取り組みと将来に向けて

地震動力学 研究室長  井澤  淳

(5)ディスカッション

(6)まとめ

鉄道地震工学研究センター長  豊岡 亮洋


17:25~17:30 閉会挨拶

鉄道総研 企画室長  長倉  清


参加登録


鉄道地震工学研究センター 2025年度 Annual Meeting
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会場でのご参加のご登録は2025年12月3日12時までで締め切らせて頂きます。
なお、申込み期間中であっても、定員になり次第、締め切らせて頂くことがありますので、ご了承下さい。


■お問い合わせ先
お申込みに関するお問い合わせ
  公益財団法人鉄道総合技術研究所
  Annual Meeting事務局/(一財)研友社
  TEL:042-572-7157
  FAX:042-572-7190
  e-mail:annual☆kenf.or.jp(☆を@に変更して下さい)
内容に関するお問い合わせ
  公益財団法人鉄道総合技術研究所
  鉄道地震工学研究センター 地震解析(担当:是永)
  TEL:042-573-7273
  FAX:042-573-5926
  e-mail:korenaga.masahiro.70☆rtri.or.jp(☆を@に変更して下さい)

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